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山形そばを食う会

第324回 山辺町「そば処 弁天」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第324回 山辺町「そば処 弁天」 の巻

たっぷりの山菜尽くしを楽しんだ一日
ワラビ採りまで体験する豪華版でした
 
穴 澤 鉄 男(元河北新報山形総局長)
 
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 この春は季節の進み方が早い、という話をよく聞く。2月までは寒かったのに、3月になると暖かい日が多くなり、桜の開花も記録的な早さだった。
 いつもの年なら、山形の山菜は6月が盛りだろう。ところが相澤先達から、びっくりする案内状が届いた。「5月のそば会を、15日(火)に開く」というのである。所は、先達の生まれ故郷・山辺町の「そば処弁天」。ご主人吉田正春夫妻が自ら採った山菜の天ぷらを楽しみながらのそば会だ、と。
 5月の例会は、第3日曜日がルール。山菜の進み方が10日から2週間早いのと、弁天の営業日は土、日曜日の週2日で、とりわけ日曜は一般客で混雑し、平日でないとそば会は無理だというのだ。
 みんなの都合はどうかな、と気になりながら出席の返事を出すと、追っかけ電話がある。「店で持っているワラビ畑を特別開放する。袋、軍手、長靴など山菜採りの準備を」と、先達からだ。
 山道に迷いながら着くと、みんなは既にワラビ畑。現地は肥料も施しており、居ながらに袋一杯になる。
 
 店のテーブルには、4種の山菜の小鉢と漬物が。さらにテーブルごとの皿に、なたで割ったようなウドの刺し身に味噌とマヨネーズが添えてある。
 
 酒は前回に続き、米鶴酒造(高畠町)の銘酒。今回は「純米吟醸34号」で杜氏の名前入り。
 膳の山菜はアイコ、ウドのゴマ和え、コシアブラ、ワラビである。ウドもほおばりながら、酒が進む。急な変更参加は16人。吉田さんから「山菜はもちろん、ソバ粉も100㌫地元産」と説明を聞きながら酒が進む。続いて出てきたのは、ニシン入りのワラビ汁。根曲りダケ、ウドの葉も入っている。次はお待ちかねの天ぷらだ。皿をはみ出す、豪快な盛り合わせ。ウド、ワラビ、コゴミ、コシアブラの4種。塩で頂く。
 締めは言わずもがな、ざるそばである。田舎そばらしからぬ細打ち。たっぷり2人前はある。そばに添えられているワサビ、これも地元産だ。お土産にあく抜きしたワラビまで頂いた。
 山菜を堪能した1日だったが、急な日程変更に、常連から先達にはブーイングの嵐だったとか。先達からは「ゴメンナサイ。今後はルールに従います」。

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2017年1月号 | 情報更新日:2018/06/07

第323回 山形市「きふね」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第323回 山形市「きふね」 の巻

桜満開の季節にふさわしい「さくら切り」
季節感ある肴で盛り上がったそば会でした
 
穴 澤 鉄 男(元河北新報山形総局長)
 
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 「きふね」(山形市天神町)は三たてそば会の会場に何回かなっているが、市中心部からかなり北に離れ、天童市との町境に近い。相澤先達からは今回も「現地集合」のお達しである。仙台から友人の車に乗せてもらい、直接向かった。途中通った馬見ヶ崎川の堤防は、満開の桜のトンネルだった。
 着くと店が新しくなっている。店が新しくなっているのは、客の支持が厚いことの証しだ。電車で行けば一番近いJR駅から2㌔以上あり、タクシーでないと無理である。
 客席の都合で20人限定の募集(ギリギリに絞って22人)。そんな厳しい条件ながら、相澤先達がこの店にこだわったのは、季節にふさわしい「さくら切り」がこの店の看板だからだ。主人が修業した「竹ふく」仕込みである。
 そば前の肴としてまず突き出しが用意される。サワラ焼きのミョウガ刻み添え、出汁巻き卵、ウコギのゴマ和え、ワラビと根曲りダケの煮物の季節感ある一皿。
 
 今日先達が用意したお酒は、前回に続き米鶴酒造(高畠町)のかすみ酒、生?純米酒の各1本(1本1.8㍑)飲まない人もおり原則通り16人に2本。
 次はホルモン煮込み。続いて天ぷら盛り合わせで、フキノトウ、タケノコ、パプリカの顔ぶれ。ほかにテーブルごとにキャベツ&キュウリもみが。
 
 そば会の原点に戻ったような酒と肴で会話も弾む。会員の中で最近病気から復帰した人からの報告なども交え、酒が進むうちお待ちかねのさくら切りが、普通のせいろとの2色盛りで登場。さくら切りはほんのりピンクで、かすかに桜の香りがする。量もたっぷりで、一同大満足である。竹ふく流の細打ちだ。最後に桜の花を浮かべたデザートで締めくくった。
 飲食店は地の利が8割、というのが常識だろうが市街地から離れた立地でも味に自信があれば十分に戦える。そんな実例を見た思いがした今回のそば会だった。

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2017年1月号 | 情報更新日:2018/05/01

第322回 上山市「原口そばや」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第322回 上山市「原口そばや」 の巻

酒の肴なし、そばの注文は各自の異例パターン
名物そばがきはそれに勝る絶品の味で話も弾む
 
穴 澤 鉄 男(元河北新報山形総局長)
 
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 蔵王山系の登り口に位置する農村集落。その中に1軒だけ存在するお店、それが今回の会場「原口そばや」(上山市)。店名は集落の地名に由来する。山形市から車で30分ほどの距離だが、今回は原則現地集合のお達しである。
 農家の座敷そのままに並べられたテーブルに就くと、相澤先達は「会費はまだ集めないで」と言い残して調理場の方に消えた。なぜ?
「今日はお酒の肴はありません」。戻った先達から出た言葉は驚くべきものだった。「お酒代だけを集めます。あとは自分が食べたいものをメニューから選んで注文してください。お酒は米鶴酒造(高畠町)の3本を用意しています」。
 定型崩し極まれり。長い三たてそば会の歴史でもおそらく初めてである。お酒の「当て」は各テーブルに1皿の白菜漬だけ。「分かっていれば何かつまみを用意してきたのに」。参加者からは恨み節も。中には情報を事前にキャッチした人もいて、用意したサラミソーセージが回される。
 
 聞けば店からは「一般のお客さんが多く、料理は用意できない」と言われた。相澤先達は、そこまで言われながらなぜこの店を選んだのか。答えは原口そばや名物の「そばがき」を味わってほしいと、と考えたからだ。
 多くの人がそばがきとざるそばを注文する。メニューには、肴になりそうなものはない。でも各テーブルの話は弾む。おそらくは米鶴のお酒が「超辛口純米酒」を始めとして、旨い酒ぞろいだったからだろう。おいしい酒は肴がなくても飲めるのだ。頼み込んで、ナス漬を出してもらった。
 
 お待ちかねのそばがきが出る。ゴマだれ、納豆だれから選ぶ。筆者はゴマだれを選んだ。先達から「かつてマシュマロのようだ、と表現した女性がいる」と紹介があった。軟らかさといい、たれとの相性といい、絶品である。蕎麦の食べ方としては、そば切りより歴史が長い、とも聞いた。
 締めのざるそばは、2人前はあろうかというボリューム。本格派だった。頂いた店の名刺には「味なら日本一」とあった。

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2017年1月号 | 情報更新日:2018/04/05

第320回 山形市「寿ゞ㐂総本店」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第320回 山形市「寿ゞ㐂総本店」 の巻

ぷっくりカキが乗った温かいそばをいただき
新年会を兼ねた華やかさを感じる例会でした
 
穴 澤 鉄 男(元河北新報山形総局長)
 
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 わが三たてそば会の1月例会恒例となった観がある「かきそば」。会場は言わずと知れた寿ゞ㐂総本店(山形市宮町)。

 
 そばは「せいろ」が本筋かもしれないけれど、寒い季節は温かい種ものも捨てがたい。となると、そばと今が旬のカキとはすぐ結び付きそうである。ところが、そばのまち山形でも「かきそば」をメニューにしている店は、ここ以外ほとんどないという。
 そばに負けない、ぷっくり太ったカキの入手が簡単ではないのだ、きっと。
 その辺りの事情は、相澤先達からの案内状からも伺える。1点は「今回に限り、会費を300円多く頂きたい」。それだけ値の張るメニューなのだ。2点目は「参加申し込みは水曜日正午まで」とある。第3日曜日が定例会で、通常は土曜日正午が締め切り。早めに数を伝えねば、店でもカキを用意できない。
 
 テーブルには突き出しの小皿が用意される。ギンナン、山芋のサーモン巻き、レンコン揚げなど。それぞれに金爛の2合瓶(1合は180㍉㍑)が用意してある。これだと不公平感がない。
 ところがあいさつに立った相澤先達からは、意外な紹介があった。「きょうは新年会を兼ねている。本席へお酒3本(1本1.8㍑)の差し入れがあった。これを含めてにぎやかに行きましょう」。
 
 そば前が進み、突き出しが無くなるころ、肴に追加のむきそばが出る。テーブルごとに青菜の漬物でる。すると差し入れの1升瓶が回り始める。
 初対面同士の話も弾み、初参加者の自己紹介もあって、いつもの例会とは異なる正月らしい華やかさが感じられる。今年第1回の会合である。
 昨年10月、相澤先達が監督、出演したドキュメンタリー映画の完成祝賀会が山形市内のホテルであったが、発起人代表からは参加お礼の挨拶があり、その日の感激を思い出した。締めのせいろが出て、散会の時刻を迎えると外の雪は白さを増し、暮れ初めていた。
 お酒の量だけではない。正月らしい、どこかめでたい盛り上がりである。

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2017年1月号 | 情報更新日:2018/02/05

山形三たてそばを食う会 2017年度忘年会

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山形三たてそばを食う会 2017年度忘年会
天童グランドホテル 舞鶴荘

 
 
阿 相 直 人
 
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 佐々木りゑさん運転、木村加代子さんと私、関山峠を越えて山形に入ると、所々雪があり、仙台と山形の寒暖の差を感じた。
 会場へ行く前に、三人で今年どうしても食べたい、村山市「そばやかた樽石」のなめこ蕎麦に!!

 あいも変わらず97才27代目たか大姉は健在。先月ホテルキャッスルで催された相澤先達の会の事、しっかりお話をされて居りました。

 舞鶴荘!! 早めのチェックインで、開湯から百年の年月を経ても、ナトリウム、カリウム、硫酸塩温泉は「美肌の湯」として古くから親しまれて居り、45㍑/分 100%かけ流し、しかも24時間入浴可!! という処がいたく気に入りました。湯上り後はさらっと、あったまり、荒れていた手指がすべすべとなって居りました。
宴会は16名、5時過ぎより始まり、最初はビール、酒は錦爛、そして琉球泡盛、上質の山形牛!! 井上支配人の趣向で何と舟盛の牛あらかると!! これには私もビックリ!! 感服致した次第でありました。

 みんなで囲む焼肉は話しも弾み、最高の宴会となりました。今年一年山形の恵みに感謝。

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。

カテゴリ:2017年1月号 | 情報更新日:2017/12/27

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