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山形そばを食う会

第342回 高畠町「ゆうきの里さんさん」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第342回 高畠町「ゆうきの里さんさん」 の巻

菊地さんから驚きの健康講話を聞きつつ
ミネラルの大事さを学んだ異例のそば会
 
浦 井 雄 治
 
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 話が正鵠を射ていればいるほど、聞く人にはうさんくさく聞こえる。そんな事例は世の中にたくさんある。

 
 秋も深まった、高畠町。今回は二つの点で通常と異る異例のそば会である。会場がお店でない。同町和田地区に町が建てた「ゆうきの里さんさん」。農産加工体験館である。そばを打つのは地元のお母さんたち。もう1点は、メーンディシュがそばに加え、ホスト役である地元菊地良一さん(82)のお話であること。菊地さんは、我が国における有機農業発祥の地・高畠にあって、和法薬膳研究所を主宰し、健康と食べ物について提言、実践してきた。
 会場に着くと、野菜中心の折り詰めと漬物の小鉢、日本酒2合瓶(1合は180㍉っ㍑)が銘々に用意されている。お酒は地元米鶴酒造の「別撰吟醸酒」だ。相澤先達からこの時期に高畠を選んだ理由と、菊地さんの簡単な紹介があり、「乾杯!」。早速、菊地さんのミニ講話が始まる。
 「人生100年時代と言うけど、健康の上は何でしょう」。健康の上? みんなきょとんとしている。「病気がない、だけでは困る。元気でありたいですよね、皆さん」。元気でいられるキーワードは、ミネラルだという。「これから摘みに行くゲンキナは高ミネラル野菜です」。
 「私は病人のいない町づくりを目指して『和法薬膳研究所』を立ち上げた。食について正しい選択をすれば、末期がんだって手の打ちようがある。東海大や順天堂大と共同研究をしているが、あまり本当のことを言うと厚生労働省ににらまれる。ほどほどにしないと」「塩分を摂れば血圧に悪いという。でも塩と食塩は違う」「白米や小麦は毒がある。玄米を圧力釜で炊けばいいか。話はそう簡単ではない」「小豆だって毒がある。3回煮こぼすのはその為だ」。
 菊地節はとどまるところを知らない。23人の参加者は、みんなあっけにとられている。
 頃合いを見て、せいろの登場である。細打ち、量もたっぷりだ。菊地さん同地区を舞台にそば文化の振興にも努めてきた。今、ソバの新品種開発も進んでいるらしい。
 お酒も尽きたところで、ゲンキナを摘みに畑に行く。ゲンキナはツル性作物。寒さに備えて、ツルを刈り払いした後だったが、残りのツルから存分にお土産のゲンキナを頂いた。菊地さんは「大根を抜いてくるから、待ってて」。どこよりもおいしいという大根も1本ずつ頂いて、帰路に就いた。
 

 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2017年1月号 | 情報更新日:2019/12/05

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