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山形そばを食う会

第339回 山形市「そば・会席料理 なかや」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第339回 山形市「そば・会席料理 なかや」 の巻

猛署払いの願いを込めたミニ会席料理
若主人のさりげないもてなしに皆舌鼓
 
穴 澤 鉄 男(元河北新報山形総局長)
 
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 この夏の暑さは異常だった。最高気温だけなら昨夏の方が高かったが、蒸し暑さはこの夏の方が勝っていた。私事ながら筆者は自宅で熱中症状態となり救急車で病院に担ぎ込まれ、点滴を受けた。

 
 これも前例がないのだが、今回例会の案内状は「猛暑お見舞い」から始まった。そば・会席料理「なかや」(山形市若宮)を会場に選んだ理由は「冷房のよく効く」「初秋を呼び込む願いを込めて」が第一、「この会費で…、と驚く料理を出してくれる」が第二となっている。猛暑むべなるかな、である。
 正式なとしては看板としては「そば・会席料理」を掲げながら、店玄関のあんどんには「そば・田舎料理」とあった。もったいぶらないのが店の信条。
 相澤先達のあいさつは常連以外の、あるいは遠来の参加者紹介から始まる。常連だが今年は初めてという気仙沼市Kさん、石巻市からの方。そして東京から初参加の方が。この雑誌を見て知ったという。
 そして相澤先達の生家関係者の皆さま。このそば会は、自由参加(〇回不参加なら会員資格喪失、などがない)ので、申し込み数は凸凹がある。それを親族の方が補ってくださっているのだ、きっと。
 
 そうこうするうちお通しが運ばれる。ツルムラサキのおひたし、エビ切りの土佐酢、タイとソバの実のサラダの3点セット。「お酒は差しいれもあったので大目です」と相澤先達。四合瓶(1合は180ml)が回ってくる。「乾杯」の発声の後、差しつ差されつが始まる。原則現地集合になってから、車で来て飲まない人も多い。
 メーンの料理として夏野菜の冷やし汁が出る。蒸し鶏、トマト、ズッキーニなどが涼しげに浮かぶ。テーブル毎に出された漬物皿にはコリンキー、ナス、キャベツがある。コリンキーはカボチャの一種。
 料理は量こそ控え目だが、さりげなく凝っている。ミニ会席の込めた心意気を参加者は気付いたか?
 
 この店は看板の通り、割烹造りである。庭は本格庭園だ。にわかに雨が振り出した。見事な庭石を激しく打つ。真夏らしい夕立である。
 お酒が尽きるのを見計らって、板そばが登場する。たっぷり2人前はあるボリューム。細打ちの二八。見事な本格手打ちを平らげ、そば湯で締めくくる。
 2代目若主人渡辺英博さん(44)があいさつに現われ、相澤先達が紹介する。いつしか雨も上がり、満腹のお腹をさすりながらお開きとなった。

 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2017年1月号 | 情報更新日:2019/09/03

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