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山形そばを食う会

第333回 村山市「手打蕎麦 おんどり 」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第333回 村山市「手打蕎麦 おんどり 」 の巻

最上川三難所そば街道にふさわしい季節に
村山市最奥らしい雰囲気を堪能したそば会
 
穴 澤 鉄 男(元河北新報山形総局長)
 
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 立春を迎えるとは言え、寒さが一番厳しい冬は2月かもしれない。「仙台のマンションですか、うらやましいなあ」。そう話す山形市在住の方の車に同乗させていただき、村山市の北西最奥に向かう。積雪のない仙台から、雪の切り通しの中を進む山形へ。まるで別世界、途中から雪が降り出した。

 
 今回の会場は、最奥に位置する「手打蕎麦おんどり」である。相澤先達は、寒さが一番厳しいこの時期、なぜ村山市の最奥を会場に選んだのか。カギは素晴らしい山形1月号の特集「朋ちゃんの最上川三難所そば街道巡り」にある。朋ちゃんが村山市中心部2店を含め14回にわたって連載した。完結総集編が新年特別号として掲載されたことの「お祝い」そば会だ。「おんどり」はそば街道の二番店である。
 テーブルに座ると、始まる前に小鉢が次々並べられる。黒豆、コゴミのゴマ和え、フキ、キクラゲ、風呂吹き大根…。ワラビの1本漬けと2色たくあんはテーブルごとだ。山菜で春の先取り。最奥の地でのそば会にふさわしい肴と雰囲気である。
 石巻市から参加の方の発声で「乾杯!」。外はいつしか本格的な雪になっている。相澤先達が、前回に続き「三たてそば会」の歴史と今後について解説する。「山形には全国に知られた萬盛庵の「山形そばを食う会」があった。先輩格の萬盛庵のそば会を超えないぎりぎりの回数まで続けたい。そのために私は102歳まで元気でいなければなりません」。いつものフレーズである。30人の激励と冷やかしの声が交錯する。
 
 先達が用意した酒は、米鶴酒造(高畠町)の「純米かすみ酒」など1升瓶3本(1升は1.8㍑)。「コゴミはどうやって保存したのかね」「このワラビは唐辛子が効いている」など、そば会らしい肴を愛でながら、会話が進む。「飲まない方もいるので、1人2合ほどは行き渡るはず」と相澤先達。
 
 そうこうするうちに、板そばの登場である。太打ちと細打ちの2色盛り。太打ちは歯ごたえがある田舎風だ。メニューには「ソバはすべて自家栽培」とある。霊峰葉山の登山口山ノ内地区で栽培したソバ粉だけを使っている。「おんどり」は登山口にふさわしく温泉があることでも知られる。ユニークだ。
 主人の佐藤和幸さん(57)が相澤先達の紹介であいさつに立つ。三難所そば街道振興会会長としてまとめ役を務める。雪も激しくなることだし、暗くなっては大変。一本締めでお開きとなった。

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2017年1月号 | 情報更新日:2019/03/04

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