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山形そばを食う会

第312回 西川町「本格手打ち武兵エそば」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第312回 西川町「本格手打ち武兵エそば」 の巻

本格手打ちの看板に恥じない10割そば
独自のメニューかいもちでお腹も大満足
 
穴 澤 鉄 男(元河北新報山形総局長)
 
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 自分たちのしていることが、当人たちの知らないところで大きな反響を呼ぶ。そんなことはざらにあることでない。筆者は偶然そんな現場に居合わせた。
 今回の会場は西川町の「本格手打ち武兵エ(ぶへえ)そば」。相澤先達の案内状によると、本格手打ちそばと「かいもち」で知られているという。
 
 筆者は前日同じ時間帯、はるか会津の「第20回会津山都寒晒しそばまつり」の会場に居た。山都とは、福島県旧山都町のことで平成の大合併で喜多方市の一部になったが「山都そば」の名前で知られる古くからのそばどころ。
 仙台から大型バス1台、40人で参加した。山都そばまつり実行委員会から「みやぎ会津会」(主に会津出身者で構成)が全面招待を受けた。バス代からチケット代まで丸抱え。さすがに参加者から会費を集め相応のご祝儀を渡したが、実行委ではなぜそんな大胆な行動に出たか。仙台マーケットで山形そばの知名度が急速に上がっているのを知り、危機感を抱いたからである。
 山都そばの面々に危機感を抱かせた張本人は、ほかでもない我らが先達相澤嘉久治さんである。それを物語るように武兵エそばの会場を埋めた参加者29人の7割方は仙台からの参加者。
 西川町に向かう車中相澤先達は「今日は限られた会費で板そばとかいもち(そばがき)の両方を出してもらうから、そば前の料理はあまり期待できないな」そう漏らしていた。テーブルの上には小鉢が四つ並んでいたが、うち2個はかいもち用のたれ。料理はゼンマイとおひたしの小鉢だけ。「これで酒を飲むのはきついな」正直そう思った。

 

 乾杯で始まり、4本用意された(うち3本は差し入れ)のお酒を楽しむうち、天ぷらが出る。エビ、ゲソなど5点を塩で頂く。次はそばずし、アサツキのぬたなどと一皿に。これでそば前を頂くには十分。
 酒が切れかかったところで、かいもちの登場である。皿に上にこんもり乗っている。練ったそば粉を真似のできない調理法で作る。本来1皿で1人前だが、今回は2人で分け合う。他店にはない独特の一品。ヱゴマしょうゆ、おろし納豆の2種類のたれで楽しむ。
 10割の板そばで締めくくり。ひきぐるみ粉らしく黒いが透明感がある。細いのにしっかりした歯ごたえ。本格手打ちを名乗るだけのことがある。
 最後に、創業者の渡辺真喜さん(42)が両親と共に登場しそあいさつ、相澤先達が紹介する。
 訪れる人も少ない田舎? の隠れた名店である。

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2014年10月号 | 情報更新日:2017/04/06

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