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山形そばを食う会

第305回 山形市「そば 久司」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第305回 山形市「そば 久司」 の巻

 
穴澤 鉄男 (元河北新報山形総局長)
 
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 山形35.9度、仙台35.3度。わが三たてそば会8月例会が開かれた21日の最高気温。電話で案内が来たのは、山形駅から歩いて3分、すずらん街の「そば久司(ひさし)」である。相澤先達は来月発刊予定の本の準備に追われ、手紙で案内する余裕がなかったらしい。例会は暑さのピーク午後2時集合。

 午後6時30分開店、深夜0時まで営業する山形でも変わったそば屋である。飲んで最後にそばで締める店として重宝されている。日中、ランチタイムも行ってはいるが。

 混乱があった。先達は親方山川久司さん(58)から「20人限定」と指定されていたが、電話での案内(一部は走り書きのはがき)だったから、徹底しなかった。何とか4人増やしてもらったが、それでも仙台2人、山形2人の4人は、店の前でUターン。

 夜が主体だから、居酒屋代わりに使う人も多いのだろう。出されるそば前の肴は、手慣れている。突き出しが卵焼き、鴨肉のロースト、だだちゃ豆の枝豆、かまぼこ刺しの4点セット。続いてそば寿司、むきそば。やや間があってかき揚げとししとう天の盛り合わせ。そば屋らしいオーソドックスなコースである。箸休めはナスとキュウリの漬物。

 毎回問題になる、そば前の量。今回先達が用意したお酒は3本(1本1.8㍑)、差し入れが2本の計5本。「お酒は2本まで」という原理主義者の相澤先達。いつもなら差し入れ分をそっと隅に寄せる。ところが、なぜか今回はあるたけ出された。

 でも、クギを刺すのを忘れなかった。「今日は古くからの会員であるUさんには参加を遠慮してもらった。酒がふんだんにあるが、Uさんがいたら『これは宴会であって、そば会ではない』とお小言が出たはずだ」

 そばは、まず出されたのが「鴨せいろ」。つゆに浮かぶのは単なる鴨肉でなく、鴨鶏あい挽きのつくねである。続くせいろは、並みと一番挽きの2色盛り。

 肴とそばをあらためて見ると、さりげなく凝っている。だだちゃ豆であり、つくねであり、2色盛りである。参加者の何人が気付いたかは不明だが。

 最後に親方の山川さんが挨拶に立つ。相澤先達は「親方とは40年近い付き合いになる。彼は独身です」と笑わせる。親方の性格だろうか、酒は多くても破たんのない例会だった。


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2014年10月号 | 情報更新日:2016/09/07

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