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山形そばを食う会

第295回  村山市 「そばやかた樽石」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第295回 村山市 「そばやかた樽石」 の巻

目と舌でぜいたくな秋感じるなめこそば
小鉢攻勢でお腹も心も大満足の一日です
 
穴 澤 鉄 男(元河北新報山形総局長)
 
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深まる秋。ナメコの味が恋しくなる季節である。

 「ナメコの量が半端でないんだよ。そばが見えなくなるくらい」。別件で電話した際、相澤先達はこう言って参加を勧めた。「そばやかた樽石」(村山市樽石)名物「なめこそば」の話である。
 実際に出てきたなめこそばを見ると「そばが見えない」はさすがにオーバーだったが、期待に応えるのに十分な量のナメコがどんぶりを覆っていた。
 店に着くと、私たち三たてそば会の会員を待つようなテーブルセッティングがない。ほどなく謎は解けた。奥に進んだ蔵座敷が今日の会場である。参加25人。多分、これ以上の参加者があったら、座敷に収容できなかった。
 テーブルに、朱塗りのお膳が並んでいる。蔵座敷にふさわしい演出だ。もう1人、会場にふさわしい姿で迎えてくれた人がいる。店主松田富夫さんの母たかさん(95)。着物姿での凛とした接待である。

 お膳にはこれも朱塗りのお椀がある。中に見えたのはジュンサイ。そば前の肴の第1号だ。それを皮切りに「小鉢攻勢」が続く。ワラビの一本漬、菊の酢の物、へら味噌(ソバの実入り味噌をへらで焼く)、ゼンマイ炒め、ヒジキと油揚げの炒め物…。  ほかにテーブルごとに白菜漬、玉コン、漬物盛り合わせ(赤カブ、青菜など)、キノコの炊き合わせ(ムキタケなど)が大皿で次々出てくる。当然そば前が進む。
今回は飲む人20人にお酒3本(1本1.8㍑)と「しばり」がやや緩い。

 多彩な肴とそば前が一巡し、ここで「なめこそば」がしずしずと登場するはずなのだが、じらすように間が空く。
そこで相澤先達がみんなを脅す。「これで今日のそば会は終わり。これだけ料理を楽しんで、さらになめこそばなんて、ぜいたくすぎる」。会場から「えーっ!」とブーイング。無論冗談だ。
 場つなぎに仙台組の森屋貴美子さんから歌が出る。満を持して出たなめこそばを、一同まずは目で楽しみ、そしてあっとういう間に平らげた。仕上げは細打ちの板そば。
 お腹も心も秋を満喫した一日だった。

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2014年10月号 | 情報更新日:2015/10/30

第294回  山辺町 「そばやぶん文」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第294回 山辺町 「そばやぶん文」 の巻

せまい店ゆえ異例の昼・夜2部構成に
ぶっかけそばでそばの新しい味を発見
 
穴 澤 鉄 男(元河北新報山形総局長)
 
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 相澤先達の出身地・山辺町の「そばやぶん文」が会場である。珍しく現地集合の案内だ。JR左沢線羽前山辺駅で下車し、タクシーを使わねばならない距離。異例の設定である。

 冒頭に相澤先達の挨拶を聞くと、それなりに計算があったらしい。夫婦だけで頑張っているこの店を使いたかったが、なにせ店内が狭い。15,6人がやっとだ。シルバーウイークに挟まれた20日なら、狭い会場に収容できる程度の人数しか集まるまい。

 彼の計算は半ば当たり、半ば外れた。24人と中途半端な数になり、仙台組を中心とした昼開催に16人、夜開催に8人参加のダブルヘッダーにせざるを得なかった。これも長いそば会の歴史で初めてだ。
 昼の部は16人ながら、2テーブルに分かれての着席となった。テーブルには既に、各人5品の肴が並んでいる。そば前の肴としては大分張り込んでいる。さらにテーブルごとに野菜スティック(キュウリ、キャベツ)の大皿がある。味噌で頂く趣向だ。

 この店は「ぶっかけそば」が売りである。店の外に大きく「ぶっかけそば」の看板がある。
銘々の料理を披露すると…。ぜんまいの煮物、煮豆、雌株とろろ、クルミ豆腐、キャベッとナスの漬物。写真に味噌が見えるのは、生野菜用ある。
肴が多いとそば前もはかどる。ほどなく酒が切れ、お待ちかね「ぶっかけそば」が出てきた。皿に盛られたそばに、そばつゆが掛かっている、半熟卵、ゲソ揚げなども見える。ハーフサイズだから、あっという間に平らげた。新しいそばの食べ方を見つけた。最後は普通の板そばで締めた。

終盤、山内明店主(59)夫妻が登場。「姉から店を引き継いで1年半。まだまだ未熟ですが頑張ります」とあいさつした。  肝心のタクシー代だが、3,4人で相乗りしたら、1人の負担は片道300円程度。現地集合が今後増えるのかな?

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2014年10月号 | 情報更新日:2015/10/08

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