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山形そばを食う会

第292回  山形市 「登貴三郎」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第292回  山形市 「登貴三郎」 の巻

山形そば界にニュースター誕生か
本格派の風情にもどこか新鮮さが
 
穴 澤 鉄 男(元河北新報山形総局長)
 
写真1
写真2

 

 山形そば業界に、ニュースター誕生の予感である。

 店のたたずまい、ネーミング、そしてそばそのもの。本格派でありながら、どこかフレッシュさを感じさせる。「貴公子然とした若手のそば職人」「落ち着いた畳敷きの部屋」…。相澤嘉久治先達からの案内状に、当然ながらわが会員は敏感に反応した。

 南高前バス停から歩いて15分強。けばけばしさのない店構えのせいで、通り過ぎてしまった参加者もいた。大きなテーブルを二つ並べても、25人がやっと。参加を希望しながら、「満席です」と断られた会員が7人。最高記録に迫る人数だ。

 そば前の肴は、枝豆、キュウリとズッキーニの漬物が大皿で。銘々にはつまみ3点盛り(そば味噌、キュウリの佃煮、ポテトサラダのカレー風味)とニシン焼きの小皿が。過不足のない品数と量である。
正統派そば会は、これくらい控え目でなくては。女性参加者から「皿のセンスがしゃれている」の声。

 どうした風の吹き回しだろう。24人(1人が急きょ欠席)のうち、車運転などで飲めるのは14人。なのに先達が用意した酒は3本(1升=1.8㍑)。いつもの「酒の奪い合い」は影をひそめた。
 お待ちかねのそば。まず、当店夏季限定の「冷やし鳥そば」のミニ椀。つゆが澄んでいるのに、味は深い。そしてもりが登場。天ぷら盛り合わせ付きだ。インゲン、オクラ、カボチャなどの夏野菜。

 そばは、石うすを使った自家製粉。そば粉10につなぎ2、のいわゆる「外二八」だ、しっかり腰があり、食べ応え十分だ。

 いかにも若手ホープらしいさわやかさで店主今井清文さん(42)が客席に登場する。「市内の老舗で修業し、6年前に開業しました。店名は父親の名前をそのままです。脱サラしました」とあいさつ。「職人になりたかった」のだという。

 アシスタント・スタッフは一人だけなので、ざるが全員に行き渡るまで間が開くなど、若干参加者に気をもませる場面もあったが、そこは若さゆえのご愛嬌。三たてそば会も、気を長く持って今後を見守らねば。

 

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2014年10月号 | 情報更新日:2015/08/05

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