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山形そばを食う会

第291回  上山市 「木こり」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第291回 上山市 「木こり」 の巻

山菜ならぬそばと山野草のお店が原点
お店の作法も原点に戻ったそば会演出
 
穴 澤 鉄 男(元河北新報山形総局長)
 
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写真2
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5月は薫風の季節、そして山菜のシーズンでもある。

「木こり」(上山市高野)は、蔵王エコーラインの入り口に位置し、「そばと山野草料理」を看板に掲げている。相澤先達の、この時期らしい会場選びである。
わが三たてそば会は、このところ参加者が増える一方で、前回などは40人を超したと聞く。今回の参加者は、仙台の青葉祭りと重なったことなどでやや少な目。
まず驚いたのは、この日のわれわれの会のメニューが、ホワイトボードに書き出してあったこと。
「山野草」を掲げるくらいの店だから、ワラビだのコゴミだのと誰でも知っている山菜が出るのでないことを暗示していた。
テーブルに就くとすぐ、1品目の山菜のおひたし3点セットが出る。1点目のウルイはよく分かるし、2点目のオカヒジキは栽培物もあり、まあ分かる。分からないのは3点目の「宿根そば」である。
店の方に聞くと「ソバの1種で、花は咲くが実はならない多年草」という解説。野生で育ち、葉を食べるのだという。

 さて、相澤先達の前説は例によってそば前、つまりお酒の話である。
「今日は通常通り2本(1升瓶=1.8㍑)限りとする。差し入れのお酒は私が預かる。車の運転や体調で飲めない方がいるので、それでもいつもよりは多く行き渡るはず」。
気仙沼から参加のKさんが1本下げて来た。
肴の2品目は、山菜の煮物。ここでも目玉は「コシャク」という、初めて聞く山菜。それにタケノコ、麩が炊き合わせてある。これについては、参加者から質問が出る前に、店から説明があった。
「単にシャクともいい、一般的には葉がニンジンに似ていることから『ヤマニンジン』、セリの香りがすることから『コマゼリ』とも呼ばれます」。
三つ目の皿は、キュウリ漬けとヤーコンの油炒め。「麩を除いては、すべてうちで採ったもの」。なるほど山野草の店か、と納得。

 お酒を飲まない方は、早々とそばを出してもらう。料理の量が高級割烹並みに控え目で、ウーロンなどで味わっても間が持たない。店のご主人と相澤先達はお付き合いが長いと聞く。
ご主人がそば会の何たるかをよく心得ていての料理の出し方、と見た。何ともお行儀のいい、模範的なそば会で終わった。

 

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2014年10月号 | 情報更新日:2015/06/04

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