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山形そばを食う会

第288回 東根市 「明烏」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第288回 東根市 「明烏」 の巻

目玉の海老天はうわさにたがわぬ巨大さ
あまりの食べ応えに参加者から声も出ず
 
穴澤鉄男(元河北新報山形総局長)
 
写真1
写真2
テーブル

  そのお店で一番アピールしたいものがあれば、競合するような品を出してはいけない。それは、飲食店の鉄則だろう。
 今回の会場、明烏(あけがらす、東根市神町北)の「目玉」が巨大海老天ざるであることは、相澤先達からの案内状にもあった。
 山形・南高前から同乗させていただいた車は、助手席に座るナビゲーター(つまり私)が至らず、15分ほどみんなより遅れた。
もう酒瓶(1升=1・8㍑)が各テーブルに立っている。

 テーブル毎に漬物の盛り合わせが運ばれる。続いて春を告げるバッケ(フキノトウ)味噌など小鉢2種が銘々に並ぶ。そば前の肴はこれだけ。乾杯が済まないうちに、そばつゆの入った猪口も配られる。私は直感した。「早々に巨大海老天ざるが出るな」と。  段取りはきちんと踏む。相澤先達は開会のあいさつで「今日の参加者は36人。どこまで増えるか私にも分かりません」。座敷の奥の方々は別グループと思ったが、会員だった。乾杯の発声は遠路気仙沼から参加の菊池平夫さん。

 これまでの多くのそば会は、肴が4、5種類出て、肝心のそばが出る段になるとお腹が張ってしまう。
肴が多い分、お酒もはかどって、参加者の中で「酒瓶の争奪戦」が始まる。
今回は参加者が多かったこともあり、相澤先達は4本用意し、さらに1本追加した。
加えて最終目標である「天ざる」への進行ピッチが早めで、いつもほどの争奪戦ではない。

 さて、巨大海老天の登場である。かぶりついて小分けにできる大きさでない。フォークが皿に添えられている。海老はそのフォークよりも長い。衣の「お化粧」で大きく見せているのではない。海老そのものの大きさだ。オクラ、ナス、カボチャ天も添えられている。

 ざるは2段重ね。幾分白くて細い麺だ。そばつゆに麺と海老天を交互にひたし味わう。

みんな巨大海老との格闘で、声もない。

「海老天を特別価格で提供いただいたので、ざるの追加は各自払い」と先達の声が飛ぶ。
さらに2枚は無理と判断、そば湯で海老天の余韻を楽しんだ。

 

 ここで疑問が。巨大海老を年間通して、どこから仕入れる? 企業秘密だよね、もちろん。

 

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2014年10月号 | 情報更新日:2015/03/05

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