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山形そばを食う会

第286回 尾花沢市 「そばや匠」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第286回 尾花沢市 「そばや匠」 の巻

プロの技がさえるユニーク料理の数々そばの刺し身登場でただただびっくり
 
穴澤 鉄男(元河北新報山形総局長)
 
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12月は、銀山温泉「旅館松本」で泊まり掛けの忘年会を開く。これがわが三たてそば会の、ここ数年のならわしである。

従って付随するそば会例会の会場は、銀山近辺となる。今回は尾花沢市内の「そばや匠(しょう)」である。

店の名前がいい。「そばや」とへりくだった姿勢を見せながら「匠」の一文字でプロフェッショナルぶりを前面に出し一気に反転する。

今回も「そば前」から話を進めなくてはならない。先月の例会で相澤先達は「来月は夜の宴会を控えた例会になる。お酒はできるだけ控える」と話した。

ひょっとして、そば前無しで、いきなりそばが出るのかも、そう思った参加者が少なくなかった。日帰りが9人、泊りが6人。そば前無しはお料理無しであり、日帰りの参加者がかわいそう、そう思っていた。ところがいつものように料理が出てくる。相澤先達、実はそば前を1本(1升=1.8㍑)用意していた。

 そうは言っても、先達から声が飛ぶ。「泊りの人は、お酒は控え目に」。

 肴のラインアップは、漬物盛り合わせ(赤カブ、たくあん、青菜)、そば豆腐、とここまでは定石。

次に出たのは何と「そばの刺し身」。会ではかなりの数のそば店を巡ったが、これは初登場。そば粉を練り、薄く延ばしてさっとお湯に通したのを、わさびを添えたしょう油で頂く。

かすかにそばの香り。意外に歯ごたえがある。店の主人高橋祐次さん(54)によるオリジナル料理だ。「最近、真似をする店が出てね」と高橋さん。お湯に通す時間がポイントとか。

 次は、「納豆そば皮包み揚げ 結びそば揚げ添え」。三角に折ったそば皮の中に納豆を入れ揚げる。納豆とそば皮の相性がぴったり。

ユニークなそば料理が続いたところで、相澤先達が「あっ、そうだ」と厨房へ立ち上がった。もう一つ、この店ならではの「名物」があった。

チャーシュー3種揃い踏み、である。いつものチャーシュー、あぶりチャーシュー、天ぷらチャーシューの3種がメニューに登場する。それが「三味ラーメン」。ラーメンを注文すると、別の皿に3種類のチャーシューが出てくる。1杯のラーメンを3度楽しめる。この日は、あぶりチャーシューを皿にドンと出していただいた。

ほろ酔いになったころ、そばが登場した。どんぶりにてんこ盛りのそばが、2種類の薬味とともにお膳で出る。一つの小皿はいつものネギとわさび、もう一つの小皿は、赤の自家製辛味大根。1枚のそばも、薬味を変えて2度楽しめる。やや細めの二八そば。心憎い演出だ。

 お腹も心も満たされ、宿泊組の6人は、雪の中銀山へ。湯船で手足を伸ばした後は、お待ちかねの宴会。旅館が参加者の年齢を考慮して、今年はイス席。カラオケで時間を忘れた。

 

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2014年10月号 | 情報更新日:2014/12/26

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