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山形そばを食う会

第274回 大石田町 「手打そば屋 まんきち」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第274回 大石田町 「手打そば屋 まんきち」 の巻

 
絶品のにしん煮と鴨板そばを堪能した大石田そば街道の雪見そば
 
渡 邊 浩 誠(山形市在住)
 
にしん
天ぷら
集合写真

新年会に初めて参加させて頂いてから、毎月楽しみにしている三たてそば会、今年最後は大石田そば街道の「まんきち」が会場です。

数日前から降り続いている大雪のため、開催が心配ではありましたが、天候に影響を受けるそばの会ではないと思いつつも、予定通りの開催を確認してから山形を出発しました。流石に、雪の影響により、定刻に参加者全員が集まることはできませんでしたが、参加者を待つ時間がお通しの漬物である青菜(せいさい)漬けと持参したどぶろくにて、奥座敷の大きな窓から雪見酒を堪能する幸せな一時となったため、待ち時間を意識せずに過ごすことができました。

ちなみに、奥座敷では、窓からの四季折々の景色を借りながら、そばを食べることができるため、雪景色を見ながら、季節毎にどんな感動が得られるのだろうと想像をかきたてられました。

さて、三たてそばの会ですが、今回の参加者13名が揃ったところで、恒例の乾杯の後、相澤代表の記録に残せない? 挨拶の後、待ちにまった開始となりました。

先ず心打たれたのが、最初に出てきた「にしん煮」です。大きさにも驚きましたが、一口食べてみると良く煮込まれており、甘すぎない絶妙な味に更に驚きを覚えました。暫し、無言でにしん煮に夢中になっていたところ、女将さんが挨拶に来られたため、ついつい食べることが専門にも関わらず、好奇心に任せ、女将さんに作り方をいろいろと聞いてしまいました。女将さんは嫌な顔一つせず、親切丁寧に作り方を教えてくれました。そばの会にもかかわらず、白いご飯がほしいというコメントが出たくらい美味しいにしん煮でした。

にしん煮の作り方を聞いている中で、女将さんより、素敵な話を聞くことができたため、ここで紹介させて頂きます。当初、にしん煮を作ったところ、納得のいく味にならず、試行錯誤を繰り返していたのですが、村山の「あらきそば」に作り方を聞いたところ、地域振興のためであればと快く教えて頂いたとのことです。山形のそばがブランドとなった起源を見た思いでした。

次に強く印象に残ったのが、熱々の鴨汁です。当然、そばの会ですので、そばつゆで最初に頂きましたが、そばはコシのある細切りで、モチっとした食感の二八そばです。そばつゆは甘口でそばに合わせた、研究されつくしたと思われる風味となっております。そして、板そばを半分くらい味わった後、気になり続けていた鴨汁へつけて食べたところ、そばが先ほどとは別の風味に変わり、あっという間にボリュームある板そばの残り半分を食べ終えてしまいました。この濃厚で味わいのある鴨汁は忘れられない味となり、今回行けなかった向かいにあるあったまりランドとあわせて、再度の来店を心に誓うこととなりました。

今回の参加者の4名が運転手ということもあり、9名で2升の日本酒と通常よりも1人あたりの酒量が多いため、そばを食べ終えた後もまだまだ日本酒が残っており、通常の会よりも、時間が長くなりましたが、大いに盛り上がり、いろんな話に花が咲いた会となりました。また、後半は、若い人? が飲んで食べてと言われ、おかわりのそばに加え、残りの日本酒と閉会まで胃に入れ続けたため、夕食に何も入らないくらい満腹感で終えることができました。

最後に今回の参加者と女将さんとで笑顔で集合写真を撮った後、閉会となりました。帰りにお店の入り口でまんきちは「五たて」のおもてなしとあり、三たての挽きたて、打ちたて、茹でたてに加え、刈りたて、心だてを加えているとのことでした。心だてにより、本当に素敵な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。この冬にはもう一度、顔を出します!

 


そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2500円です。

カテゴリ:2014年1月号 | 情報更新日:2013/12/26

第273回 山形市 「手打そば 竹ふく」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第273回 山形市 「手打そば 竹ふく」 の巻

 
そばで確認するユズの季節の到来「日本人に生まれた幸せ」を実感
 
穴澤 鉄男(元河北新報山形総局長)
 
竹ふく席1
竹ふくそば
竹ふく

ユズが内陸部で自生する北限は、宮城県柴田町あたりといわれる。最近では山形県内でも試験栽培が行われているというが、いずれにしても果物としては冬を代表する香りである。

わが三たてそば会11月例会は、恒例により竹ふくが会場。当店名物変わりそばの冬メニュー「ゆず切り」の登場だ。相澤先達は「例会が19日と早いので、間に合だろうか」と心配で店に確認したというが、近年温暖化のせいかユズの出回りが早く、この日を無事迎えられた。

いつも店主ご夫妻でわれわれを迎えてくれるのだが、奥さんが腰を痛めたとかで、お嬢さんがお手伝い。むきそばとナメコのだし汁など晩冬らしい肴でそば前を味わった後、お待ちかね「ゆず切り」の見参だ。

さらしな粉にユズを練り込んであるので、ほんのり黄色味がかっている。みんな、鼻を寄せて香りを確かめ、ほんの少しつゆを付け、すすり込む。鼻からかすかにユズの香りがすっと抜ける。

1人1枚の限定。「お金を出しても、2枚、3枚はだめなんだろうなあ」。誰かがつぶやく。春は桜切り、夏は青じそ切り、秋は菊きり、そして冬のゆず切り。季節ごとに1回、1枚限定だからこそ「日本人に生まれた幸せ」を感じられるのだ。

続く通常の新そばも、もちろん感激のおいしさで、4枚たいらげてしまった。参加は定員いっぱいの22人で久々の方も多く、一渡り自己紹介。いつもより、ちょっぴりお行儀のいいそば会でした。

 


初体験! ゆず切り
 
森 千紘(仙台市 三好耳鼻咽喉科クリニック 秘書課)
 
なかや
なかやそば
なかや

今回は、山形手打ち蕎麦の名店「竹ふく」で、旬を先取りした変わり蕎麦の「ゆず切り」を味わってきました。

変わり蕎麦は、蕎麦(さらしな)粉につなぎ以外の材料を混ぜて打った蕎麦で、 季節の材料の旬な味や香りが楽しめる蕎麦です。

材料を混ぜると言っても、蕎麦に合うものは限られており、職人の技術一つで味が左右される蕎麦と言っても過言ではありません。

今回は、山形手打ち蕎麦の名店でゆず切りが味わえるということもあって、期待を大きくふくらませて参加しました。

実際に、目の前でゆず切りを見てとても驚きました。他には無い麺の細さと、練り込まれたゆずの色がとても印象的で、見た目も美しい蕎麦でした。

一口すするとゆずの爽やかな香りが口の中に広がり、とてもみずみずしく、のどごしが良い蕎麦でした。食べた後もゆずの香りが感じられ、職人さんの腕が光る一品でした。

ゆず切りの他に、山形県産「出羽かおり」十割の新蕎麦も頂きました。出羽かおりとは、蕎麦の品種の中でも山形県オリジナルの品種で、1996年に山形県の優良品種に登録されたものです。食べてみると、香りが高く、とても滑らかでのどごしが良い蕎麦でした。

今回、初めて竹ふくの蕎麦を頂きましたが、他には無い細くてコシのある美味しい蕎麦にとても満足しました。

ゆず切りは2月末位まで出しているとのことなので、機会があればまた味わいたいと思います。

 

 


そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2500円です。

カテゴリ:2013年12月号 | 情報更新日:2013/12/05

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