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山形そばを食う会

第264回 山形市 無想庵つくもそばきり の巻

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山形三たてそばを食う会
第264回 山形市 無想庵つくもそばきり の巻

 
鴨せいろひとつに込められたおもてなしの心
 
脇坂 裕美(仙台市在住)
 
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CIMG0455天ぷら
CIMG0455ごま風味和え物

立春はとうに過ぎましたが、風がとても冷たい二月の第三日曜日でした。代表の相澤さんの挨拶で始まった三たてそば会。

「12年ぶりに酷い風邪をひいて寝込んでしまいました。回復した時に無性に鴨せいろが食べたくなり、つくもさんにお願いすることになった次第です。」ということでお蕎麦は鴨せいろで決まり。

蕎麦前には日本酒をいただきました。本日は地元のお酒「特別純米『秀鳳』」と会津喜多方の「純米吟醸『巽蔵』」だ。

酒はやっぱり純米だねえ、の声しきり。

さて、蕎麦前の肴に先ず三種来ました。「いもがらの煮物」「蕎麦と春菊のゴマ和え」「蕎麦の実のカレー煮」

いもがらは里芋の茎を剥いて干した物だそうです。それと油揚げと一緒に醤油味で煮付けています。お酒が進みます。春菊と蕎麦のゴマ和えは平たい蕎麦と春菊を擂り白ゴマで和えてあります。春菊のかすかな苦みにほんのり甘いゴマ和えが良くマッチして、平たく打った蕎麦も旨味があり、またまたお酒が進みます。大好評だったのが蕎麦の実のカレー煮、蕎麦の実のプチプチした食感と鶏挽肉とカレー味のバランスが絶妙で「おかわりした~い」との声が上がります。

タイミングよく天ぷらが来ました。海老と獅子唐の陰に南瓜が隠れているのを発見! 私は南瓜の天ぷらが大好きなので嬉しくなりました。

さて、主役の鴨せいろの出番です。お蕎麦はトイチ。冷たい蕎麦を味わう為のつゆと,森屋姉が愛情込めて呼ぶ「風呂桶セット」に本わさびが入ってきました。

温かい鴨汁は柚子がきいて美味しいです。冷たいつゆは、わさびを鮫皮のおろしでおろしていただきます。

どっちも美味しい。もう皆さん二枚三枚とおかわりしています。

そば湯が来ましたぁ。鴨汁にそば湯を入れると、ふわりと柚子の香り……。

締めは、森屋姉の美声による「さんさ時雨」。

帰りがけ店主ご夫妻にお見送りしていただいた時に「蕎麦の実のカレー煮」の美味しさの秘訣を伺いました。だしがすべてとのこと。カレーも蕎麦つゆもすべて鰹節から取った黄金のだしで決まりだそうです。

そして、今は水が冷たい季節だから蕎麦もよく締まって最高に美味しいとのことです。

寒い中、打ち立ての蕎麦を冷たい水で締めてくださった店主どの、奥さま、本当にありがとうございました。

 


 
ウマイ! 旨い! 美味い!
 
武田 淳一(山形市在住)
 
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CIMG0455スープ
CIMG0455からとり
 

第264回は蕎麦通もうなる「無想庵つくもそばきり」を会場に山梨県塩山産の蟻巣石製石臼で毎朝自家製粉挽き立てを仕上げた正真正銘の三たてそばを賞味しました。

腹の底から「ウマイ」……うんちくはいらない!! そばの風味を引き出すただのつゆではなかったのです。アルカリイオン水に鰹枯本節で引いた出汁に本がえし醤油で整えた蕎麦つゆ、そこに相澤先生出身の山辺町作谷沢地区特産の本わさびをすりおろす。最高……。

おつまみは山形ならではの、からとり(からとり芋の茎を干した物)の煮物・そばのごま風味和え物・そばの実とカレー味のスープ・天ぷら等盛りだくさん。相澤先生の特選の地酒(山形市山家町秀鳳)会津喜多方の酒蔵より直参の差し入れ酒。

ちょうどほろ酔い気分を見はからい「無想庵つくもそばきり」二代目狩野繁治・富子夫妻の愛情のこもった鴨せいろ(フランス鴨ヒレ肉の入った鴨汁)です。汁の中には早く食べてとばかりに大きなふた切れが顔を出していました。せいろそば(おかわりの方ハ~イ全員手が挙がる)を二杯・三杯と舌づつみ。「ウマイ」「旨い」「美味い」「実にうまい」!!

会場からは満足そして至福の声がいつまでも響いていました。あ~いい気分……山形三たてそばを食う会 万歳! 来月が楽しみです。

 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2500円です。)

カテゴリ:2013年3月号 | 情報更新日:2013/03/01

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