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山形そばを食う会

第260回 天童市 水車生そば の巻

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山形三たてそばを食う会
第260回 天童市 水車生そば の巻

 
老舗中の老舗で頂く本物の味
 
竹丸 勝朗(仙台市在住)
 
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「山形三たてそばを食う会」の例会にお誘いをいただいて参加した私たち夫婦。今回の会場は山形県蕎麦組合理事長の店、天童市の「水車生そば」です、と案内される。昔ながら水車を利用して石臼で自家製粉している店。うまいそばの条件は挽きたて、打ち立て、茹でたての三たて。本物の味と自負している老舗中の老舗の店である。三階の会場に案内されてすぐさまテーブルに陳列されたお酒は、佐賀県鹿島市の杜氏究極の心と技で出来上がった「銀屋の蔵」。地酒「東北泉」。宮城の「栗駒山」。「銀屋の蔵」と「栗駒山」は会員からの差し入れであることが紹介される。

乾杯が始まって間もなく「水車生そば」の店主、矢萩長兵衛さんから貴重な山形正宗の「乙七」を一献召し上がりくださいと戴く。「昨年の大震災による放射能被害の風評が山形県にも及び、蕎麦業界が多大な損失を被っている。特に関西からの来客が途絶えてしまっている」との窮状を訴える中、そば会を開催されたことに感謝の挨拶があり、参加者一同山形まで風評被害があること、改めて認識する次第であった。

相澤代表の進行で自己紹介が進められ、「三たてそば会」の会員の異業種の参加者に新たに楽しい交流会であることに感じ入った。自己紹介の後、森屋さんの美声で「さんさしぐれ」が披露され、続くように千明さんの「高校三年生」など青春時代の声が高らかに流れ、宴も酣のところ中締めによってお開きとなった。

今月の例会に参加できたことに感謝しています。

(日本野鳥の会宮城県支部長)

 
 

 
 
「三たてそば会」で改めて思ったこと
 
千明 久枝(仙台市在住)
 
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〝創業江戸末期、こだわり続けた素材と味〟と書かれたチラシが、目につきました。天童は「水車生そば」が、今宵の会場です。約百四十年もの永きにわたり続いて来たお蕎麦屋さんなのです。三階に設けられた宴席に十八名の蕎麦好き、酒好きが集いました。

挽きぐるみ百パーセント。久々に太目で黒い、腰の強い、甘味と香りのある田舎そば! 食べ応えは十二分。心ゆくまで堪能致しました。

唯、そば前に聞いた矢萩店主のお話に、少なからぬショックを受けたのは、私だけではなかった事でしょう。東日本大震災以降、山形のそば業界も、御多聞にもれず風評被害にあっていた由。地震だけだったなら山形のそばにかような被害は及ぶ筈もなかったでしょうに――。原子力エネルギーが、今私たちに問いかけているものが何なのか、他人事ではないなぁー。実感です。ノー モア ヒロシマ、ノー モア ナガサキだった我国のあの痛みはどこかへ消えてしまっていたのかもしれません。福島に放射能との「戦い」を起こしてしまったのですから。火山列島日本、地震大国日本に、原発はどうしても必要なのでしょうか? 目をそむけず考え合いたいものです。

〝味も良し、生命も永く 水車そば
初め鶴々 後は亀々〟

チラシの結びです。鶴は千年 亀は万年……何気ない暮しが、何気なく続く世であって欲しいもの。すばらしい山形の豊かな秋。水も空気も、土も、人も、清くまた美しくあれ!

 

 


(そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2500円です。)

カテゴリ:2012年11月号 | 情報更新日:2012/11/01

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