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山形そばを食う会

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第327回 大石田町「手打 次年子そば」 の巻

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山形三たてそばを食う会
第327回 大石田町「手打 次年子そば」 の巻

次年子そば草分けの店で味わう田舎そば
ソバ粉も山菜もすべて自家製の一貫生産
 
穴 澤 鉄 男(元河北新報山形総局長)
 
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写真6

 

 
 予報通りの大粒の雨を、ワイパーが忙しく拭う。山形駅から車で1時間15分。遠距離だから、ドライバーの苦労をよそに遠足気分だ。
 大石田町次年子(じねご)地区。名うての豪雪地帯である。地名の由来は…。暮に子どもが生まれても、出生届けを雪に阻まれて役場に出せない。雪解け後「次の年に生まれた子ども」として届けたことから来た、とか。真偽は不明だ。
 
 今日の会場は「手打次年子そば」。仙台からのファンも多い次年子そば4店の草分けで、昭和62年に開店した。しもたや風の店ののれんをくぐり、中へ。テーブルが二手に分かれている。
 「無理をすれば一緒に座れますよ」。おかみ海藤広子さんの言葉で17人の参加者は膝を寄せて一つテーブルを囲んだ。テーブルには、皿盛りの肴が並んでいる。大皿にはタケノコ、コシアブラなどの天ぷら。ワラビの1本漬けも見える。角皿にはウド、山人参などの炊き合わせ。トマトも入ったサラダ風の黄色い糸コン状の鉢は、ソーメンカボチャだった。銘々に山形だしも用意されている。
 
 相澤先達から、次年子集落について説明がある。遠隔地である上、原則現地集合だから車で来た方が多く、お酒を飲める人数はいつもより少ない。先達が用意したのは、いつもの米鶴純米吟醸酒1本(1本1.8㍑)だけ。それに引き換え肴はたっぷり。参加者が差し入れたもう1本も結局は開けられた。
 
 初参加者の紹介などがあるうち、お待ちかね「せいろ」の登場だ。田舎風でやや黒いがつるりとしたのど越し。そこの場面で、生ワサビが用意されているのに気付く。「ソバ粉も山菜もすべて自家産ですが、ワサビだけは山辺町から仕入れています」と広子さん。お代わりが不要なほど量はたっぷりだった。
 
 最後に広子さんがあいさつに立つ。今は亡きしゅうとめが「次年子そば」の仕掛け人として、店を開いたいきさつを説明する。
 舌もお腹も満足して、山形に戻る途中も雨の勢いは衰えなかった。
 
【手打 次年子そば】
住所:大石田町次年子七五
電話:0237-35-2870

 


 

そば会にはどなたでも参加できます。希望者はFAX 023(634)6487へ住所・氏名・電話番号を記して申し込んでください。毎月、案内を差し上げます。会費は、酒代込みで2700円です。

カテゴリ:2018年 | 情報更新日:2018/09/03

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