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浦井雄治の 今月のおすすめ [2月号]

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昔風の甘じょっぱい濃厚なつゆの九・一そば
 こだわりの牛肉の肉そば、鶏肉のとりそば

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 山形でも最近にない大雪の日、温かい蕎麦を食べたくて山形市内の蕎麦屋を訪ねた。ところは山形市城北町で、文翔館前の通りを西に向かい、第七小学校の近く、霞城公園の北西の角近くにある店「寿ゞ㐂支店」。店の前には広い駐車場がある。紺の暖簾を潜って店に入ると、椅子席と上がり座敷があり、いかにも庶民的な雰囲気の店だ。

 身体が冷えたので、先ずは山形地酒の燗を注文し、身体を温めることにした。山形の庶民的な蕎麦屋の常として、献立は蕎麦の他にもラーメン・うどん・丼物も揃っているが、やはり温かい蕎麦を注文した。燗酒を楽しんでいるうちに蕎麦が出てくるだろうという段取りだ。蕎麦は蕎麦粉九につなぎの小麦粉一の九・一で、やや色の黒い中太の蕎麦。地酒をしばし楽しんだところで注文した温かい蕎麦が出てきた。

 先ず肉そば(七五〇円)。店の御主人のこだわりとして、「肉と云うのは牛肉のことであり、肉そばの肉には牛肉を使うようにしている。鶏肉を使うそばはとりそばだ。」と云うことだそうだ。山形でも牛肉を使う肉そばを出している蕎麦屋はあまり聞かない。つゆは甘じょっぱく濃い味で、昔はこのような味のつゆの蕎麦屋があったなと思い出す。今は全体にすっきりした味のつゆの蕎麦屋が多いようだ。濃い味のつゆが中太の蕎麦に絡んで美味しく頂いた。次いで天ぷらそば(九〇〇円)が出てきた。中太の蕎麦、味の濃いつゆ、共に肉そばと同じだが、種は牛肉ではなくて天麩羅。肉そばとはまた違った美味しさだ。肉そば、天ぷらそば共に温・冷両方がある。

 他に蕎麦の献立としては、もりそば(六〇〇円)、ざるそば(六五〇円)、かけそば(六〇〇円)から、とりそば(温・冷 七五〇円)、おろしそば(温・冷 八〇〇円)等々、色々揃っている。

 蕎麦の他にもラーメンやうどん・丼物もある、家族連れにいい庶民向きの蕎麦屋だ。

カテゴリ:浦井雄治の今月のおすすめ | 情報更新日:2017/02/08

山形牛の美味しいお店 焼肉ハウス金鶴 [2月号]

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焼肉ハウス
「金鶴」

尾花沢牛の焼肉美味しさに黙々いただく
本物の和牛には日本酒がぴったりでした

ステーキ
ステーキ
ステーキ
ステーキ
ステーキ
●穴澤 鉄男
(河北新報山形総局長)
 
人間は「けだもの」なのだろうか。

 けだものが、けだものを食らう。野獣の世界である。肉が大皿に盛られて出てくると、面々は人間なのに一言も言葉を発せず、ひたすら肉を焼き口に運ぶ。

 ここは、尾花沢市の「焼肉ハウス 金鶴(かねつる)」。尾花沢市役所にほど近い場所にある、焼肉の世界では少しばかり名が知られた店だ。私たちが店に入ろうとすると、一足先に別グループが着いていた。聞けば福島県猪苗代町から来たという。焼肉だけが目的だったかは聞き漏らしたが、ランチタイムに、意図してこの店を訪れたのは明らかだった。
 前日は「山形三たてそばを食う会」の忘年会が、銀山温泉「旅館松本」であった。参加者は女性3人を含む7人と多くなかったが、少なめの雪を愛でながらゆったりと湯につかった。宴会は、どぶろく(無論市販品です)を含む日本酒を頂きながら、カラオケなしでも大いに盛り上がった。
 その余韻を引き摺りながらのランチタイムである。「尾花沢に来たからには、この店を素通りする手はない」。相澤先達からの提案だった。2人が都合で帰り、5人と中途半端な人数だったが、店では個室に通してくれた。
 上から下まで多くのメニューがあり目移りがするが、1人前2,500円の焼肉セットを頼む。ロース、カルビ、モモ、タン、レバー、ミノ、シマチョウ、キムチ、野菜と一通りそろっている。 飲み物は日本酒のぬる燗とみんなの意見が一致。大皿にまず刺しが入ったロース、カルビなどが運ばれると…。無言での肉との格闘が始まった。
 たれの受け皿は、三つに分かれている。1個にはワサビが入っている。「ワサビしゅうゆで食べるのもおつ」「塩、コショウもお試しあれ」と先達から声が飛ぶが、みんなは普通のたれで黙々食べる。細かいことにこだわっている暇はない、と言わんばかりである。タン、レバー、ミノ、シマチュウと進み、肉を食べ終えたころ5本の銚子も空になった。デザートとしてソフトクリームで締める。
 
 肉とは不思議な食べ物だ。お腹にたまらない。幾らでも食べられそうだ。ライオンがたまに獲物を手にしたとき、一気に食べられるのはそのせいか。
 相澤先達が「尾花沢に来たら金鶴」とこだわるのには、理由がある。この店は自社の牧場を持つ肥育会社の直営だ。自社で育てた黒毛和牛・尾花沢牛の肉だけを提供している。疑いようのない安心安全の国産牛なのだ。「牛肉トレーサビリティシステム」で、子牛の飼育地まで確認できる。しかも、自社生産牛の提供だから、お値段はリーズナブルである。
 尾花沢は雪とスイカだけではない。通りがかったら、お立ち寄りあれ。

 

カテゴリ:山形牛の美味しいお店 | 情報更新日:2017/02/08

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