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浦井雄治の 今月のおすすめ [1月号]

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常連客もびっくりの赤い内装に一新の新装開店
 ママさんも四代目に世代交替して再出発

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 師走に入ってまもなくの夜、山形駅東口にある居酒屋「かのや」が新装開店して再出発したと云うので行ってみた。店の前に立つと、店の看板が赤い色で「ふれ愛ダイニング KANOYA」となっていて、「KANOYAではふれ愛を通して、山形のおいしいお酒と料理が楽しめます。」とあり、以前に知っていた居酒屋「飲み食べ処かのや」とは一変した印象だ。中に入ると、店内全体が落ち着いた赤一色で装われ、白と黒の卓と椅子が置かれている。これまでの小上りの座敷もあった和風のいわゆる居酒屋とは激変していた。

 ママさんの伊藤令香さんは、これまでお母さんの「かのや」を手伝っていたが、新装開店を機に代替わりして店を引き継ぎ、四代目になると云う。新装開店は月初めだそうで、明治末期の創業だから一〇〇年余になるとか。令香さんは、これまでの「かのや」のお客だけでなく、若い人にも来てほしいからと、店の名前も平仮名の「かのや」からローマ字の「KANOYA」に敢えて変えたと言う。赤一色の内装と云う店内の激変振りには常連客もびっくりだそうだ。以前からお客も少しずつ世代交替しつつあったが、古くからの常連客も多く、新しい店での新しい献立は今考え中とか。以前の「かのや」の献立も残しつつ、新しい献立を増やしていきたいとのこと。


 何はともあれ酒は山形の地酒。純米大吟醸のグラスを手に、肴はフルーツサラダとニンニク茎・豚肉炒め。はて、この献立は以前の「かのや」にもあったろうか? 明るく華やかになった店内を眺めながら山形の地酒を楽しむ。店の雰囲気も一変だ。


 常連客が仲間と一緒に来た一団の客が宴を終えて帰って行った。山形駅前と云う地の利に加え、若い人にも合いそうな店内の装い。これからも個々のお客に贔屓にされるだけでなく、仲間の集まりにも利用されることだろう。ひと時山形の地酒を楽しんだ後店を出ると外は雪が散らついていた。山形にもいよいよ本格的な冬が到来したようだ。

 

カテゴリ:浦井雄治の今月のおすすめ | 情報更新日:2016/12/28

山形牛の美味しいお店 和風炭火焼肉「楓庵」 [12月号]

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和風炭火焼肉
「楓庵」

息抜きを越え、楽しい一夜になった西蔵王「楓庵」での宴

ステーキ乾杯
ステーキ山形牛
ステーキ山形牛
●相 澤 嘉久治
 
 「吉村・千歳・會津ファミリーの正体」などという辛い原稿に取り組み、へとへとに疲れ果てていた一夜、大好きな西蔵王の「楓庵」に行って来た。同行者は「山形三たてそばを食う会」会員の阿相悦子さんと佐々木りゑさん。お二人とも仙台市在住のかなり古い会員である。

 阿相悦子さんの御主人は、お父さんが尾花沢出身で、ま、阿相(直人)さんも山形出身と気さくにおっしゃっていたので親しくなり、お二人が経営しておられた広瀬通り近くのビジネスホテルによく泊めてもらった。特に、あの3・11の夜、まさかあそこまでの大被害になるとは夢にも思わず、暗がりのホテルの中で一升びんを立てて、ひっぱりうどんを食べながら飲み合ったことが忘れられない。

 その後、お二人はさっとホテルから身を引き、甥御さんに後を託して気ままな年金生活に入られた。余程蓄えがおありなのだろう。阿相さんはゴルフ三昧。奥さまは多趣味満喫生活。その中で、わがそば会にはお二人そろって出席なさる、いまや中心的な会員のお二人なのである。
 佐々木りゑさんの方は、お二人よりは少し若い会員である。お年もだと推察されるが、ここでは会員歴の若さを指す。
 豊田敬子さんという会員がおられた。その方と御職業が同じで、りゑさんが豊田さんを乗せておいでになったのが最初である。豊田さんはその後、癌に侵され、亡くなられてしまったが、りゑさんは豊田さんに代わって阿相さん御夫妻ほか数名の会員をいつも御自分の車に乗せて来られるようになった。きけば、運転が大好きで退職後、御夫婦で全国を自動車で廻られたとか。好きこそものの上手なれ、名運転手ということで皆に信頼され、感謝されているようである。
 そのお二人を実は八月のそば会で、私の不注意からそばを食べさせずにラーメンを食べさせて帰してしまったという失礼な失敗を犯した事があったのである。忙しさからの私の全くの不注意で定員をオーバーしてしまい、どうしようと恐慌に陥った私をお二人が、「私たち、ラーメンも好きだから」と言って近くのラーメン店に移動してくださったのである。私を救ってくださったのであった。
 
 そのお二人を、「お礼に私の大好きな店の山形牛をご馳走します」と言ってお誘いしたのが、今回の「楓庵」行きだったというわけである。
 ここまで書いたら、紙数がなくなってしまった。「お礼に」なんて言いながら、辛い原稿書きの息抜きも兼ねてなどという下心もあったのであるが、美熟女お二人相手の楽しい楽しい一夜になったのだった。
 肝心の「楓庵」さんのお肉についての感想は、お二人の笑顔の写真から想像してください。
 

 

カテゴリ:山形牛の美味しいお店 | 情報更新日:2016/12/07

浦井雄治の 今月のおすすめ [12月号]

メイン

高畠町 二井宿そば
街道筋の旧宿場町の地域興しで開業した蕎麦店
地元二井宿産でわかおり碾きぐるみ粉の十割蕎麦

料理2
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 新蕎麦の季節となったが、今回は地域興しの一環で蕎麦屋を始めたという高畠町二井宿を訪ねた。二井宿は山形県置賜地方から宮城県七ヶ宿町に通じる江戸時代の二井宿街道の最初の宿場だった集落だ。最近集落の人々が地域興しのために二井宿わくわくプロジェクトを結成し、活動拠点として住宅を改造して「二井宿わくわく交流館」を開設した。交流館は集落の老人福祉や青少年育成等の活動の場として活用されているが、プロジェクト活動の一つが休耕地を活用した蕎麦の栽培と、交流人口の呼び込みともてなしの出来る場所づくりのための蕎麦店「二井宿そば」の開設で、昨年7月に交流館内に「二井宿そば」を開店した。交流館は、高畠町中心部から国道一一三号を西に向かい、集落に入って、二井宿郵便局の看板と「手打ちそば」の幟のあるT字路を右に入ると、すぐ右手にある。営業は土日祝日の午前十一時から午後二時までだが、予約すれば平日も可能とのこと。

 店主はプロジェクト代表の安藤悦弘さんがボランティアで務めて蕎麦を打っている。安藤さんは高畠町の南山形そば教室の菊地良一さんの指導のもとに、永らく趣味で蕎麦を打っていて蕎麦打ち技術を身に付けた。手伝いは同じ集落の西郡ひろゑさん。

 献立ては、地鶏なんばん(九〇〇円)、そばがき(六〇〇円)、もりそば(六〇〇円)の三品のみ。先ずもりそばを食べた。蕎麦は碾きぐるみ粉を使っているので色は黒く、細くも太くもなく食べやすい普通の太さで、腰もあり喉越しも良く、十割蕎麦の蕎麦の香りと味が口の中に広がる。つゆは色濃く、甘口のつゆが少なくない中では普通の辛口だ。山形名物の漬物の青菜漬(菊の花入り)と煮物の小皿が付いた。

 地鶏なんばんは冷たい蕎麦を地鶏肉入りの温かい漬け汁で食べるもので、味の濃い辛汁のつゆと、腰があり喉越しのいい食感の碾きぐるみ粉の十割蕎麦とが相互に引き立て合って美味しく頂いた。そばがきはふんわりと柔らかく練られた温かい蕎麦を黒い擂り胡麻にまぶしたりくるみだれに漬けて食べるもので、二通りの異なる味が楽しめる。地鶏なんばん・そばがきともに青菜漬と煮物の小皿が付く。現在、板そばを献立てに加えることを考慮中とか。

 貸切風呂(鉱泉)があり、板そば・山菜料理付きで一人二〇〇〇円だ。(要予約)

 客の中には仙台や福島から来る客もいるそうだ。

カテゴリ:浦井雄治の今月のおすすめ | 情報更新日:2016/12/07

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