山形の観光・イベント・グルメ情報を、山形三吉が取材・編集して毎月お届けします!

ホーム > 山形グルメ

山形グルメ

「すばらしい山形」おすすめ寿司店

sL1030676

宝来寿司
ヒカリモノ三点盛りと松茸の土びん蒸しでしあわせに

料理
料理
料理
料理
 ストーブが必要になった秋の一夜、なぜか心もさぶくなってタクシーを呼んだ。
 
「駅前の宝来寿司」
 
車を降りたら、今夜も「満席」の貼り紙。だが、迷わず扉を開ける。すずらん街、ナカムラ薬局の中村さんが先日、
「『満席』とあっても、カウンターなら一人ぐらい座れる時が多いですよ。入ってみたら」
と、おっしゃったからである。案の定、座ることが出来た。
 
 眼の前に美味しそうなさばが並んでいる。さば大好き人間なのである。
 
「いいさば入ってるね」
 
「ええ。きょうはヒカリもの揃ってます。」 と、店長。よく見たら、いわしとさんまもあるではないか。
 
「ほんとだ。じゃあ、ヒカリもの三点盛りといこうか。」
 
 店長の後ろのボードに、「本日のおすすめ 松茸入荷!!」と書いてあるのが眼についた。
 
「それに、松茸の土びん蒸し。ぬる燗でね」
 
言って、出てくるまでの数分間、世の中変わったなあ、なんて思っている。子供の頃、刺身はまぐろと決まっていた。それも年に二回、正月とお祭り以外は食べられなかった。それを、「ヒカリモノの三点盛り」なんて、俺はいったい何を言っているんだろう。えらそうに……バチが当たるぞ。
 
 ブツブツ言っていたら、さばが出てきた。「んまいなあ」。つづいていわしとさんまが並んで。「ちょっと贅沢過ぎるなあ。んでも、しあわせだなあ」。松茸の土びん蒸し。「贅沢過ぎる。お前、何様のつもりだ」。でも、ほんとうに美味しかったのである。
 
 酒よりも、美味に酔って、締めの赤身と中トロ各一貫、それに、ヤマレイの筋子巻きの写真を撮るのを忘れてしまった。男前の店長を写すのも、手許がぶれたようだ。
 
(山形三吉)
 
 

カテゴリ:寿司 | 情報更新日:2016/11/09

浦井雄治の 今月のおすすめ [11月号]

メイン

村山市 手打蕎麦 おんどり
自家栽培でわかおりの石臼碾き粉の十・一
色白い細打ち板そば、色黒い太打ち田舎板そば

料理2
料理2
料理2
料理2

 秋の一日久し振りに村山市の最上川三難所そば街道の「おんどり」を訪ねた。村山市の北西部、そば街道の一番奥の店で、国道一三号を北進して金谷工業団地角から県道三六号を西進し、霊峰葉山登山口の集落にある。平成八年創業、山小屋風の造りの店で。板敷座敷からは遥かに葉山が眺められる。御主人の佐藤さんは各地の有名蕎麦屋を食べ歩き、蕎麦打ち道場で蕎麦打ちの技術を学んだと云う。店の名は、かつてこの集落に大きな鳥居があったことから集落の呼称となった「大鳥居」(なまって「おんどり」と言う。)に因む。

 蕎麦粉は自家栽培でわかおりの自家製石臼碾き粉で、割合は蕎麦粉十につなぎ一の十・一。「蕎麦粉一〇〇%よりも、つなぎを少し入れた方が滑らかで美味しい。」とのことによる。霊峰葉山の清らかな湧き水で打った純手打ち蕎麦だ。佐藤さんは「いわゆる上品な蕎麦と云うのではなく、野趣溢れる蕎麦を打ちたい。」と言う。つゆは、だしは単純な方が良いと鰹節だけで採り、見た目の色の濃さ程には辛くない。

 献立は板そばだけで、細打ちと太打ち田舎蕎麦の二種類がある。細打ち板そば(八〇〇円)は外皮を取り除いた「丸抜き」を碾いた色の白い喉越しの良い蕎麦。太打ち田舎板そば(八〇〇円)は蕎麦の実を丸ごと碾いた「碾きぐるみ粉」の色の黒い風味豊かな蕎麦。ともに大板そば(一一〇〇円)がある。また細打ち・太打ち双方が楽しめる合盛り板そば(八五〇円)もある。

 細打ち板そばは腰があって香り良く、喉越しも良く、程良い辛さのつゆとの相性も良く、美味しかった。太打ち田舎板そばはしっかりした腰で香り高く、太いながらも喉越し良く力強い風味豊かな蕎麦で、舌福の思いであった。葉山山麗の山里で楽しむ蕎麦は、素朴で野趣豊かな田舎蕎麦で、華やかさはないが街蕎麦では味わえない魅力がある。おかずとして、木くらげ・わらび漬け・漬物・煮物が付いた。

 貸切風呂(鉱泉)があり、板そば・山菜料理付きで一人二〇〇〇円だ。(要予約)

仙台からも客が来ると云う。

 山形県内にはそば街道が数多くあるが、最上川三難所そば街道は、あらきそばの芦野又三さんの主導のもとに、平成六年に県内で初めて結成された。これが県内各地域に波及して多くのそば街道の結成に繋がり、今では他県でもそば街道を結成するようになってきているようだ。最上川三難所そば街道は現在一三軒の蕎麦屋が参加しており、使用する蕎麦粉は地元産でわかおりに統一している。おんどりの佐藤さんは現在は芦野さんに引き続き二代目会長を務めている。十一月には一ヵ月間そば街道として新蕎麦による「板そばまつり」を実施することにしている。

カテゴリ:浦井雄治の今月のおすすめ | 情報更新日:2016/11/08

第15回 『素晴らしい山形』芋煮会 [11月号]

sL1030676

カテゴリ:未分類 | 情報更新日:2016/11/08

今月号とバックナンバー

このページのトップへ