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浦井雄治の 今月のおすすめ [7月号]

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一人前でもかなりの量の中太の田舎蕎麦
評判の「みみなん天ざるそば」「冷たい肉そば」

料理2
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料理2
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山形市の北部、嶋地区にある店。山形西バイパス(112号線)を北に進んで嶋地区に入り、ガソリンスタンドのある交差点を右折するとすぐ、左に広い駐車場のある「ひろ」がある。御主人の高橋宏明さんが寒河江の「そば処ひふみ」で一〇年間修行した後、独立して平成二二年に念願の蕎麦屋を開業した。明るい店内には椅子席のほか畳の小上がりには座卓が並ぶ。女性が一人でも入りやすいように雰囲気に気を遣っていると云う。

蕎麦粉は北海道産のものを使っており、麺はすべて自家製の機械製麺だ。碾きぐるみ粉を使っていることから麺は色が濃く、中太の田舎蕎麦で、やや固め、店の場所柄で、車で行き来する会社員等が立ち寄ることが多いことから、一人前の蕎麦の量を多くしているとか。確かに若い会社員等には量が多いのは一つの魅力だろう。実際、昼時には広い駐車場が車でいっぱいになる程にお客が入る。

お客に評判のお薦めひとつは「みみなん天ざるそば」で、烏賊のみみと軟骨の天麩羅が付いたざる蕎麦。目の前に運ばれてきた陶皿に盛られた蕎麦を見ればその量は一人前としては確かにちょっと驚く程のかなりの量だ。生卵が付いているので、つゆに生卵を溶き入れて蕎麦をすする。山形の蕎麦屋の定番の「冷たい肉そば(温かい肉そばもある。)は、つゆがかなりあっさりしている。

高橋さんのお話しでは、「つゆは塩加減よりも旨味重視で作っており、鶏肉も多めに入れている。」と云う。「ひろセット」は、肉そば(レディースサイズで、量が少なめ)とちょい辛ソースのミニげそ天丼とのセットで、肉そばとげそ天丼の両方を食べたい人向きの、よくばりセットだ。この店の独特のものとしては「東京つけそば」がある。中華のラー油を加えた蕎麦つゆ(辛汁)で食べるつけそばで、ピリッと辛いつゆで蕎麦をすすると云う、蕎麦の新しい食べ方を提唱するものでしょう。辛党にお薦めとか。ちょっと目先の変わった新しいメニューで、若い人に好まれそうな感じがする。

平日昼時は会社員等が多く、休日には家族連れや県外からの客で混み合うそうだ。

 

 

カテゴリ:浦井雄治の今月のおすすめ | 情報更新日:2016/07/08

山形牛の美味しいお店 「BEEF RESTAURANT 牛若丸」 [7月号]

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肥育会社の直営店
「だから」美味くて安い

ステーキ
ステーキ
ステーキ
 
去年(十一月)、西蔵王の「楓庵」に連れて行って美味しい焼肉をご馳走して下さった後藤清顕さんが、今度は東根市役所向かいの「牛若丸」という店に連れて行って下さいました。
 
この店は、「田村畜産」という山形牛を肥育している会社の直営店だそうで、「だから、美味くて安い」のだそうです。ステーキを食べさせて下さるとのことで、前の晩から、期待で胸がふくらみっぱなし。
 
店に着くと、イケメンの店長さんが出迎えて下さり、奥の特別室に案内して下さいました。十人ぐらいが座れる長テーブルのある部屋に二人きり。後藤さんのカオを改めて見直しました。素敵な部屋でした。
 
サーロインを頼んだのですが、店長さんが、焼く前の牛肉(山形牛)を持って来て下さり、見せて下さいました。余りにも見事。もちろん、レアで頼みました。
 
生ビールで乾杯。三十年も前の、南原に住んでいた頃の思い出話に花を咲かせていたら、店長さんがジュージューと音を立てているようなステーキを運んで来て下さいました。一口食べて、
 
「柔らかい」
 
と、まず思いました。普段いただいている肉と違います。そして、次に、良質の脂が口の中で溶けたかと思うと、ジュワーッと旨みが口の中いっぱいに広がって来ました。
 
「ああ、これが山形牛のサーロインステーキなんだ」
 
と、改めて、自分自身に言いきかせながら、ゆっくり味わい尽くしました。
 
食べ終わって、できればあのイケメンの店長さんと一緒に記念写真を、と思い、店員さんに話したところ、急用が出来て外出してしまったとのこと。残念でしたが、この次来た時の楽しみに、と思い直し、有難い後藤さんに、
 
「感謝、感謝」
 
と、何度も礼を述べながら、帰途につきました。
 
後藤さん、ご馳走さまでした。
 
 

カテゴリ:山形牛の美味しいお店 | 情報更新日:2016/07/08

「すばらしい山形」おすすめ寿司店

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寿し処 つかさ
山工機械科、野球部員

料理八年前
料理今回
「つかさ」へ行って来た。花小路へ移ってからは一度店を覗いただけで、飲むのは初めて。「申し訳なかったなあ」と心の中で呟いて引き戸を開けてびっくり。店内はカウンター席も座敷も満員。カウンター席の女性客が気を利かして下さって、荷物の乗っていた隅の席を一つ空けて「どうぞ」。どうにか坐ることができた。と、そこへ、なんと、あの大ちゃんが、すっかり大人っぽくなった大ちゃんが、微笑を浮かべて現れたではないか。昔と同じく、おとうさんとおかあさんを助けて手伝っているのだ。
 
きけば今春、県立山形工業高校の機械科へ入学、野球部員として活躍しているという。嬉しいなあ。ほんとうに嬉しい。以下、八年前の本誌の文章を再録して、喜びを爆発させる。
 
テレビ近くの「寿し処つかさ」を訪ねた。
 
「らっしゃい」
 
と、いつもの大きな声で迎えられた。しとやかに微笑んでおられる奥様の横に長男の大ちゃんが立っていた。
 
O君とはときどき一緒に食事をしたり飲んだりするが、M君とはほんとうに久しぶりの会食である。話が弾んだ。なかで、彼が十小(山形市立第十小学校)の校長をしていた時、校長室に私の著書を押し売りにいった話が出た。
 
「あっ、そう言えば、大ちゃん、十小だよね。」
 
となった。
 
「Mよ。この子、凄いんだよ。ああやっておかあさんの傍に立ってるのを見てればただの可愛いい一年生の子供だけど、おとうさんが出前に行った所へお客さんが来たりすると、おかあさんを助けて、てきぱきといろんな仕事をするんだよ。」
 
「へぇ……。」
 
Mは心から感心した様子で、大ちゃんを見つめていた。
 
このMはいまどき珍しい本物の教師だった。生徒からも父母からもたいへん慕われた。そのMが、
 
「えらいね。これからもおとうさん、おかあさんを助けて、いい子でいてね。」
 
と大ちゃんの頭を撫でてくれたのである。
 
親方の出してくれた刺身も菜漬けの納豆巻きも美味しかったけど、私にはその夜、その光景がいちばん美味しかった。
 
(山形三吉)
 
 

カテゴリ:寿司 | 情報更新日:2016/07/08

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