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浦井雄治の 今月のおすすめ [3月号]

メイン

和風肉料理 佐五郎
明治四三年創業、山形牛肉料理の老舗
すき焼き・しゃぶしゃぶ・ステーキ

料理2
料理2霜降り肉の皿
料理2大皿

 二月の山形三たてそばを食う会は、飯豊町白川温泉の「いいで白川荘」で蕎麦と飯豊牛・どぶろくを楽しむ企画で、以前にも雪の壁の間を縫って訪ね、温泉と蕎麦やどぶろく等を満喫したことがあったが、今回は残念ながら他の用事とかち合って参加できない。
それで代わりに山形で山形牛を楽しむことにした。

 

 暖かな日が続いた後に一段と冷え込んだ日の夕方、向かったのは山形駅前すずらん街にある老舗「和風肉料理 佐五郎」。
明治四三年に初代、佐五郎が牛鍋屋と精肉店を創業したのが始まりで、店名は初代の名前だ。山形牛は山形の風土の中で丹精込めて飼育された黒毛和種で、肉のきめが細かい美味しい食味の肉牛と言われる。「佐五郎」は厳選したその極上の山形牛の旨さを余すところなく引き出して、贅を尽くしたもてなしをしてくれる店だ。一階が精肉店で、二階が牛肉料理店になっている。暖簾を潜るとすぐに座敷に案内された。

 何はともあれ「まず一杯」と思ったのだが、寒い日でもあり、ビールは止めて山形地酒を注文した。
牛肉料理は何にしようかと献立を見ると、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ、焼肉とある。
以前にもこの店を訪れたことがあり、その時はしゃぶしゃぶを食べ、特製胡麻だれが柔らかい霜降りの山形牛肉の美味しさを一層引き立て、またもみじおろしのぽん酢で食べる肉はさっぱりとして、口の中で肉がとろけるような食感に感動したものだ。さらにステーキを食べた時には、軽く塩胡椒で味付けしただけの牛肉は山形牛本来の味が楽しめ、柔らかく肉の旨みがしみ出して口の中に拡がり、山形牛の旨さを堪能した。

 それで今回はすき焼きを食べることにした。
奮発して極上すき焼きを注文すると、美しく輝くような紅色の霜降り肉の皿と、地元山形の新鮮な野菜・きのこ・糸こん・豆腐等を盛った大皿が運ばれてきた。そして、鉄鍋に牛脂を引き、野菜を炒め牛肉を炒めて、割下を入れてしばらく煮て、色が変わり始めた牛肉を小鉢によそうまで、和服がとても良く似合う素敵な若女将が付きっ切りで世話してくれた。
ちょっと油断すると、ついつい牛肉を煮過ぎてしまいがちだが、若女将のお世話のお蔭で、山形牛の旨さを味わうのにちょうど良いタイミングで食べることができ、柔らかく口の中でとろける感覚の山形牛の旨さを堪能することができて、十二分に満足した。

 

カテゴリ:浦井雄治の今月のおすすめ | 情報更新日:2016/03/03

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