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浦井雄治の 今月のおすすめ[4月号]

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挽きぐるみ粉の十・一の板そばとかいもち
築二〇〇年近い農家の座敷は雰囲気満点

本格手打ち 武兵エそば

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sL1030676ししゃも天(200円)
sL1030676玉こんにゃくの煮つけ
sL1030676白菜漬け
ようやく気候も良くなってきて山形の蕎麦屋巡りも遠出がしやすい季節になった。それで、以前食べた時に「ものすごい蕎麦」と云う印象のあった、西川町睦合の「武兵エそば」を訪ねてみることにした。店は国道一一二号からちょっと北に入った所にあり、店の前に幟が立っていて一一二号からも見える。黒ずんだ低い天井から昔懐かしい乳白色の笠の付いた電球が下がる部屋は、築二〇〇年近いと云う農家の座敷で、月山・湯殿山.羽黒山の三山神社を祭る神棚の下には三方に載った修験の法螺貝が飾られ、隣りには時代を感じさせる小型の雛人形の段飾りがあった。田舎蕎麦を楽しむには申し分ない雰囲気だ。若い御主人と御母さんの二人でやっている。
 
蕎麦粉は山形県奨励品種でわかおりの挽きぐるみ粉、蕎麦は十・一。霊峰月山の 伏流水の井戸水で打ち、つゆは鰹節・煮干し・昆布でだしを採る。御主人はつゆを作る時は家族を寄せ付けず気持ちを集中すると云うこだわり様だ。
 
献立ては、板そばと鳥つけ板そば(共に並と大盛がある。)とかいもちがあるだけ。座敷の板戸に、蕎麦を実際に盛る「板」に献立も書いて懸けてある。大盛の「板」は並の倍の大きさだ。  先ず、近くの月山酒造の地酒でぬる燗を注文した。玉こんにゃくの煮つけと白菜の漬物を酒の肴に飲んでいるうちに、板そば(並、八〇〇円)が出てきた。蕎麦は、挽きぐるみ粉なので黒くて黒い星も混じり、中太打ちで腰が強く、もちもち感があって喉越しが良く、実に見事な蕎麦だ。濃い目のつゆは程良い辛さで、挽きぐるみ粉の中太の蕎麦によく合う。これに単品の「げそ天」(山形の蕎麦屋の定番、二〇〇円)と、「ししゃも天」(二〇〇円)を合わせた。鳥つけ板そば(並、一二〇〇円)はいわゆる鳥せいろで、温かい鳥肉のつゆで蕎麦を食べる。鳥肉の脂の染み出た濃いつゆと、挽きぐるみ粉の十・一の中太打ちは相性が良く、美味しかった。
 
かいもち(八〇〇円)は以前食べたことがあるが、残念ながら今回は売り切れ。深めの皿に盛って 出され、ふっくらと柔らかく、甘口の荏胡麻だれとおろし納豆で食べる。
 
ここはすごい蕎麦を打つ隠れた蕎麦屋だ。
 

カテゴリ:浦井雄治の今月のおすすめ | 情報更新日:2013/04/01

修ちゃんの山形飲み・食べ歩き[4月号]

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修ちゃんの山形飲み・食べ歩き
第十一回  飲み食い処 「かのや」

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今回お邪魔しましたのは、山形駅の目の前に在ります飲み食い処「かのや」さん。オレンジ色の看板が目印です。その看板の横には、手書きの貼り紙が。

読んでみますと、「晩酌セット・1050円」、「スタミナセット・1050円」。安い! この安さで飲み食いさせてくれるとは、ありがたいことです。楽しみな気持ちを抱きながら、さあ入店。

店内は家庭的な雰囲気で、ホッと落ち着く感じがします。おかみさんと看板娘のキヌさんが優しく迎えてくれます。まずは、先ほどから気になっていました「晩酌セット」を注文。飲み物二杯とおつまみ二品ということで、生ビールをいただきます。プハァーッ 超クリーミーな泡が自慢の「かのや」さんの生ビール。たしかにクリーミーで、あっという間に飲み干してしまいました。とゆうことで、二杯目も生ビール。ビールと一緒にいただく、今日のおつまみ二品は、辛みがすこし効いた大根煮、そしてキャベツとエビのサラダです。どちらもヘルシーで、からだにやさしい感じの味です。

アルコールが入ってしまうと、もぉ止まりません。「晩酌セット」だけでは、物足りないのでどんどん追加注文。特に気に入ったのは、「カリチ」と「納豆とニラのたまご炒め」。「カリチ」とは、ぎょうざの皮でチーズを包んで、カリッと揚げたもの。だから「カリチ」。外はカリッと、中はモチッとしていて、ビールに合いますねぇ。そしてもうひとつの「納豆とニラのたまご炒め」もウマい。フワフワなたまごと納豆のネバネバがまざりあっていて、新しい食感です。

駅から近くて、料理もンマくて、価格も手頃な「かのや」さん、どうもごちそうさまでした。

 

安部 修平 (叡和塾教務部)

カテゴリ:修ちゃんの山形飲み・食べ歩き | 情報更新日:2013/04/01

和風炭火焼き肉 楓庵[4月号]

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和風炭火焼肉
楓 庵

「楓庵」にヘミングウェイがいた

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●山 田 美緒子(居酒屋「侘び助」女将)
 
宮城学院の先輩阿相夫人との旅です。彼女は家業のホテル経営をしていて何十年と正月元旦以外は休みのない生活でした。
 
やっと、甥に譲り、出かける事ができるようになったのです。本好きの彼女からは教えてもらう事がたくさんあります。今日もバスの中でサトーハチロー(母が河北新報の一力家)異母兄弟(姉妹)の佐藤愛子と友人の北杜夫、遠藤周作の話になり、「深い河」から宗教の話へ限りなく続く‥…。私達アーメン学校でしたの。
 
本日の店は山の中とか、バス停に車が待っていてくれました。♪彼の車に乗って~♪ と鼻歌の出るようなドライブ。山形市街の夜景が輝き、二人とも学生気分になります。
 
こだわりの焼肉「楓庵」は野趣あふれる店構え。竹の小枝の箸置き、気に入りました。テーブルの真中に大きな穴があり、赤々と炎の出る七輪が運ばれて来た時はドキドキした。主役の山形牛は、今話題の熟成肉ではないかと思う程味旨み濃く、とろける程のやわらかさ。月山ワインが追いかけて行く。お新香は白菜と胡瓜のしなびた古漬、大好き! サンチュ、キムチ、冷麺と、品揃えも豊富です。
 
街灯のない暗い山道をどこへ行くのかしらと思ってると着いた場所がおいしいお店。なかなかお洒落なデートコースですよ。かいがいしく働く奥様、どこかヘミングウェイ似のご主人、イカしてました。
 

「楓庵」で焼肉を頂いて

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●阿 相 悦 子(仙台市在住)
 
山形牛を一緒に食べに行きましょうと、学生時代一つ下の後輩であり、今は知る人ぞ知る「侘助」の女将の山田さんからのお誘いで、牛肉は嫌いじゃない方なので、二つ返事で、出かけましたが、我ながらのんびり屋なので、どこに行くかも知らず、ミステリー日帰り肉を食う会、という気分で出かけました。
 
当日の仙台の天気は晴れてはいるが強風で、バス大丈夫かしらと思うほどで、山形も大分荒れているとの事だったのだけど、着いてみたら案外良い天気でほっとしました。
 
お車でお迎えの方々と山の方に向かいました。初めてで少し遠く感じたけれど、市内から十五分ぐらいだそうです。着いた時には辺りは暗くなり、「楓庵」の看板、石畳の階段を上がると、太った猫ちゃんのお出迎えがあり、農家焼肉屋と云う風情である。炭火焼きの焼肉屋で畳の大部屋、お年寄りには有難い足を下に伸ばせるようになっていました。さて肝心の山形牛は、こだわりの牛肉との事。セットメニューらしいのだが、ぶ厚いヒレとロースステーキで本当に柔らかく噛むと味が深く最高でした。薄い塩カルビの上にネギが乗っていて片面を焼いて食べるのも、私は初めてでとても美味しかったです。飲めない私は最後に冷麺を頂いたが、ハーフサイズがあるのって嬉しかった。帰りにお店のご主人と奥さんが出てきてご挨拶をしていただきましたが、気の良さそうな方達でした。
 
帰り道、山から下りながら見る夜景の綺麗なこと。満腹だし、景色は良いしで、連れてきていただいて感謝です。
 

カテゴリ:山形牛の美味しいお店 | 情報更新日:2013/04/01

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