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朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り

朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り2月号

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第六回 「板そばの里 村山 手打ち塾」の巻

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芦 野 朋 子

 村山市は、本来「蒸ら山」から語源を得ている。ここ「そば匠たきた」は、二〇〇四年六月に開店した。それまでは、スーパーマーケットだった。元々が酒屋で、今は手打ち塾もかねている。
 
お品書き
 ごてんもり 八〇〇円
 もがみがわもり 一〇〇〇円
 日本海盛り 一五〇〇円
 
 店主が打つそばも、もちろん美味しいが、自分で打ったそばを試食してみるのも良いだろう。小学生から大人まで、全員体を動かしてそば玉を練る。何たって、そういうリフレッシュも必要だ。そんなそば文化の伝え手であるのが、「たきた」だ。
 
 今日の漬け物は、自家製のおみ漬けと沢庵。赤い赤い尾花沢大根が出た。店主は、そばだ。それから、天ぷら・漬け物・つゆは奥様だ。季節の天ぷらは、評判だ。かぼちゃとヤーコンとナスとわさび菜にちくわを味わった。
 
 つゆも、もちろん自家製で、岩ノリとねぎで食べる。おそばは、きれいで、沢山食べられる。田舎そばらしくはないんだけれど、それはそれで万人受けする。外、二・八だから一番旨いかもしれない。
さて、そば打ち体験の案内をしよう。
 そば打ち体験は、午前十時からだ。お食事は午前十一時から午後二時まで可能だ。体験のご予約は二日前までに願いたい。ちなみに、火曜日は定休日だ。楽しく打って、食べて満足は、感想だ。親切な指導で、あなたもきっと師範クラスだ。
 こちらのそば屋さんは、聞くも楽しいおしゃべりをしてくれる。そんなに古い店ではないけれど、どこか時代を感じさせる。それが、やはり良い人たきたの親父さんの人柄だ。
 河島街道も、昔の道路が拡張された。そんな場所だが、見捨てないで欲しい。新しく広い道路だけを、応援しないでくれ。旧道は旧道で良い。だだっ広い道路は、無味乾燥だ。新しく広い道路だけになってしまったならば、田園地帯の続く農村の風景は失われてしまうだろう。山形に生まれ、山形に生きる。それが、大昔から、ずっと継いで来た過去だ。それすら、守られやしない。若者たちは都会へと向かう。なぜだ。それだけ、若者が少ない。出来たら、ぜひ山形に帰って来て欲しい。今、山形は、丁度、面白い処なんだ。
 

カテゴリ:朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り | 情報更新日:2018/02/05

朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り1月号

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第五回 「碁点温泉  クアハウス碁点」の巻

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芦 野 朋 子

 昭和57年5月、村山市に素晴らしい多目的温泉保養館が完成した。それはドイツ発祥の健康を目的とする、温泉浴場である。
 
 こちらの七夕さんは、支配人でいらっしゃる。七夕さんは、言う。「就職したくて地元に戻って来たのです。そしたら丁度合ったのです。」懐かしそうに話される。これほどの男は、そうはいないだろう。風呂から何から、全てに目が届く。実際、4年半前のリニューアル時も凄く盛況だった。その時も、市内外のお客様が、安心安全なクアハウスか、何度も確かめる。
 
 今年の9月秋のバラのシーズンには、皇族の信子妃殿下が来訪された。それに、村山市はブルガリア共和国のホストタウンであるから、全員美人の新体操選手団が宿泊された。それでは、館内の説明をしよう。最初は、風呂といきたい。絶景だ、鮮やかである。檜風呂付の新客室は、お一人様1泊2食付消費税込一四、八〇〇円からである。平日限定だが、日帰りプランもある。ご利用時間は、午前10時30分から午後3時まで、お部屋代込消費税込みで二、八八〇円なら、ぜひ利用したい。冬の輝き膳という名目で豪華なランチを堪能したい。
 
 温泉でダイエットの決定版は、これで決まりだ。ヘルスアッププラン。お客様に合わせたトレーニングプランを組んでくれる。1泊3食付きで一三、〇〇〇円だ。お食事も、おいしくバランスが取れる。それから岩盤浴も大好評だ。効能豊富な3種類の天然鉱石とミストで、「天然石」、「翠石」、「木紋石」そしてプラス室内噴霧が期待出来る。利用料金は、現在五〇〇円にサービス中だ。それから冬のなっ得プランもある。何と六、九九〇円で、1日限定5室のみの提供となっている。これを日帰りプランで食するならば、お値段は三、九〇〇円になる。プレミアムプランは、ご宿泊が一六、〇〇〇円だ。日~金曜日宿泊、平日限定割引が付けば一五、〇〇〇円となる。日帰りでは一〇、〇〇〇円だ。冬の極膳プラン一二、五〇〇円等、贅沢も出来る。それから、忘れてならないのが「板そば」だ。料理の一品としてのそばと、そば好きの為の手打ちそばがある。コシがあって、旨い。おすすめだ。当然レストランで頂ける。何もお年寄りだけでなく、若者達に来てもらいたい。ぜひにだ。そして、明日への活力としたい。
 

カテゴリ:朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り | 情報更新日:2017/12/26

朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り 12月号

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第四回 「手打ち(十割)そば ゆきむろ」 の巻

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芦 野 朋 子

 雪室とは、何だろうか。それは、赤塚信一さン率いるNPO法人袖崎雪室研究会約15名が誇る一大産物である。自然と科学が融合した、冷温貯蔵庫だ。まず入ってみた。特別ゲートなどは無く、管理者の赤塚さんが開錠する。赤塚さんは勇壮にぶ厚い扉を開けた。小さな事務室を抜け、次の扉へと進む。すっ、すごい。冷やりとする室温。それから並ぶ米俵である。床面積200㎡、へと雪室本体から、ダクトで空気を送り続ける。湿度70%、室温は5℃だ。まさに一大プロジェクトだ。
 
 最上川三難所そば街道4番店「手打ち(十割)そば ゆきむろ」は、その雪室で貯蔵された地元産の玄蕎麦を石臼で自家製粉。そば粉100%で、手打ちの「十割そば」を提供している店だ。だから、一年中おいしく食べられる。雪室の中で自然に熟成しているからである。
 
 板ソバ  700円
 大盛   900円
 小板そば 600円

 【冬季限定】
 鳥ソバ  800円
 大盛   1000円
 小盛   700円
 
 そばを冷たく、つゆを温めたつけ麺風もある。定休日は毎週水曜日だ。時間は11時から3時迄の営業だ。
 
 月曜日の午後2時過ぎ、編集長と二人で訪れ、板ソバと鳥ソバを頂いた。男臭い、男っぽい味であった。そのソバは、赤塚さんが、挽いて、打って、茹でる。それを奥さんの直美さんがお客様の許へと運ぶ。
 
 お客様の半数は宮城県からだという。それから福島や秋田の人達も来ているそうだ。赤塚さんの人柄、そして支える奥様、直美さんの人柄に心打たれる、そんなリピーターが大半だ。赤塚さんの雪室の未来にかける情熱、信念に人々が集まってくれる。それが、雪室の存在意義だ。ゆきむろのおそばは、間違いなく良いソバなのである。
 
 時代は変わりつつある。畑から大手が直接買い付ける。更に言えば、大金持ちが商売をする時代になったのである。しかし、TPPのシステムは、産物指定が制度だ。山形は、さくらんぼを作れ、宮城は米だ、と言う具合に産地を決定付けた上で、農業が始まる。大規模転作だ。それでは、農民の自由と夢が消失する。自分達の畑で、採れる蕎麦はもちろん野菜や果物は宝物なのだ。それを、させないでどうする。TPPが、世界的な食料危機への対応なのか。
 
 だが、しかし、わが村山市には雪室がある。雪室を活用する未来は無限に広がる。団結して、農家の自由を守り抜こう。それが、現段階での課題ではないだろうか。
 

カテゴリ:朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り | 情報更新日:2017/12/06

朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り 11月号

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第三回 「鴨料理・手造りそば あいかも会館」 の巻

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芦 野 朋 子

 美人女将で大繁盛。第三回を数える最上川三難所そば街道巡りは、あいかも会館の松田せつ子さんにスポットを当てました。こちらは、何と女性が、そばを打つと言った大変珍しいお店なのです。松田さんが打つそばは、キメの細かい美しいおそばなのです。ですから、温かい鴨汁にそのそばを入れて、まず頂くわけです。美味い。脂の乗った鴨は、絶品です。それがやはり、人気なわけです。私達が、普段食べられる肉、つまり食肉は、牛肉、豚肉、そして鳥肉です。いずれも食肉公社へ向けて、オーナーさん達が飼育したものです。肉の旨さと言う点では、牛肉にさえ劣らないのではないでしょうか。合鴨肉と言う食肉はメジャーではありません。ですから、鴨肉と言うものを食べたくて、ここに来る、あるいは来たいといった方々に支えられ、この会館が、存在しているのだなぁと強く感じました。堅いファン層でしょう。決して裏切りません。要するに、店を換えないと思われます。
 
 鴨料理の他に、いつも季節の料理を出す事にこだわっていらっしゃる松田せつ子さんです。春、夏、秋と季節の料理も味わえます。今は秋で、秋の味覚として、今回伺った時は、アケビの肉味噌焼きでした。
 
 鴨つけめん 一、一〇〇円
 温かい鴨鍋と板そばのセットになっています。鴨鍋の汁で食べます。
 山菜鴨南蛮そば 一、〇〇〇円
 温かい鴨汁たっぷりの山菜そばです。
 夏は、冷たい鴨南蛮そばです。 九〇〇円
 板そば 八〇〇円 ・板半盛り 五〇〇円
 鴨鍋 八〇〇円
 
 あいかも会館の建物は、ドラマ「おしん」の故郷である左沢の在、大鉢の豪農鈴木家の文政初期の建物と言われる居宅をこちらに、移築したとされています。高い天井、太く長い山毛欅の梁、そして栗の柱がその歴史を物語ってくれます。
 
 あいかも会館は創業四〇年、父親が夢を描いて、あいかも(カモとアヒル)肉を販売したかったのだそうです。松田せつ子さんの父親は、不動産業も営んでいて、温泉を復活させたかったのです。温泉は鉱泉という類いですので、18度しかありません。加温しなくてはなりません。時間を決めて、お客様に入ってもらっているそうです。アルカリ泉で、11ph(ペーハー)だそうです。
 
 お客様ですが、やはり仙台からのお客様が多いようです。土曜日などは、法事など地元の人たちの夜の宴会が始まります。いまは女将さんを手伝う形ですが、息子さん御夫婦が、いずれは店を継いでくれるでしょうというお話も聞かせてもらいました。
 

カテゴリ:朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り | 情報更新日:2017/11/09

朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り 10月号

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第ニ回 「手打蕎麦 おんどり」 の巻

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芦 野 朋 子

 東京都のフランチャイズの店のように二百円、三百円では出せない最上川三難所そば街道ですが、それでも自らの味を守りながら、日々精進しておるようです。現在、最上川三難所そば街道にはそば屋が十二軒、道場が一軒加盟しています。どこのそば屋さんも、極めたそばを出そう出そうと努力を重ねています。そこで、今回第二回目は、その最上川三難所そば街道振興会(山形県村山市)を取り仕切る親方(会長)をつとめる「おんどり」そばさんから、お話を聞きました。
 
 おんどりそばは、平成八年五月のオープンでした。店主の佐藤さんは、その頃何か面白いものを作りたくて仕方がありませんでした。そこで仲間たちと一緒に、この地域をもっと元気にすっべ、飲んだり遊んだりする場所を建てっべ(お風呂でも入って)ということで思いついたのがそば屋でした。そして、この辺にはないそば屋を目指して、お風呂とおそば、それにお部屋と山菜料理がセットになった、料理も出すそば屋を立ち上げたのです。
 
 修行したのは、大江町柳川温泉のソバ屋。半年間、冬の間通いました。外のソバを勉強して来たかったからだそうです。
 
 おんどりさんのおそばは、食べてみると箸を置く余裕が無い程に美味しいのです。誰でも、すぐにおんどりさんのファンになる事、間違いないです。それから、付け合せの三点盛りも、とても美味しく素晴らしい味わいなのです。このような田舎であっても、決して手を抜かずに作っていらっしゃるのだなあと感心します。
 
 おそばは、玄ソバから自家栽培しています。種を蒔いて、それが生育する過程を見守ります。楽なようで、農業は、三百六十五日ずっとです。それに、冬は三メートル位、雪が降るのです。山ノ内地区から見られる冬の風景は、冬の恐さを、教えてくれます。ですから山形県民は、寡黙だと言われるのでしょう。
 
 ちなみに、「おんどり」さんのメニューには、白いおそばの細打ちそばが、あります。どうしてこちらのメニューが出て来たのでしょうか。それは、きっと太いそばのちょっとだけ苦手な人向けではないでしょうか。太いそばは、食べ応えがあって美味しいんだけれども、白くてきれいなそばも食べてみたい人向けです。それは、おんどりさんだけの様です。
 
おんどりさんの店名は、その昔、近くにあった大鳥居から付けたのだそうです。そして、今は秋ですが、このような季節のドライブもまた最高です。誰が、何時行ってもOKなそば屋さんです。ぜひ気軽におそばを食べに出掛けませんか? そんな気持ちにしてくれる大きい人、佐藤和幸さんでした。
 

カテゴリ:朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り | 情報更新日:2017/10/06

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