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朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り 10月号

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第ニ回 「手打蕎麦 おんどり」 の巻

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芦 野 朋 子

 東京都のフランチャイズの店のように二百円、三百円では出せない最上川三難所そば街道ですが、それでも自らの味を守りながら、日々精進しておるようです。現在、最上川三難所そば街道にはそば屋が十二軒、道場が一軒加盟しています。どこのそば屋さんも、極めたそばを出そう出そうと努力を重ねています。そこで、今回第二回目は、その最上川三難所そば街道振興会(山形県村山市)を取り仕切る親方(会長)をつとめる「おんどり」そばさんから、お話を聞きました。
 
 おんどりそばは、平成八年五月のオープンでした。店主の佐藤さんは、その頃何か面白いものを作りたくて仕方がありませんでした。そこで仲間たちと一緒に、この地域をもっと元気にすっべ、飲んだり遊んだりする場所を建てっべ(お風呂でも入って)ということで思いついたのがそば屋でした。そして、この辺にはないそば屋を目指して、お風呂とおそば、それにお部屋と山菜料理がセットになった、料理も出すそば屋を立ち上げたのです。
 
 修行したのは、大江町柳川温泉のソバ屋。半年間、冬の間通いました。外のソバを勉強して来たかったからだそうです。
 
 おんどりさんのおそばは、食べてみると箸を置く余裕が無い程に美味しいのです。誰でも、すぐにおんどりさんのファンになる事、間違いないです。それから、付け合せの三点盛りも、とても美味しく素晴らしい味わいなのです。このような田舎であっても、決して手を抜かずに作っていらっしゃるのだなあと感心します。
 
 おそばは、玄ソバから自家栽培しています。種を蒔いて、それが生育する過程を見守ります。楽なようで、農業は、三百六十五日ずっとです。それに、冬は三メートル位、雪が降るのです。山ノ内地区から見られる冬の風景は、冬の恐さを、教えてくれます。ですから山形県民は、寡黙だと言われるのでしょう。
 
 ちなみに、「おんどり」さんのメニューには、白いおそばの細打ちそばが、あります。どうしてこちらのメニューが出て来たのでしょうか。それは、きっと太いそばのちょっとだけ苦手な人向けではないでしょうか。太いそばは、食べ応えがあって美味しいんだけれども、白くてきれいなそばも食べてみたい人向けです。それは、おんどりさんだけの様です。
 
おんどりさんの店名は、その昔、近くにあった大鳥居から付けたのだそうです。そして、今は秋ですが、このような季節のドライブもまた最高です。誰が、何時行ってもOKなそば屋さんです。ぜひ気軽におそばを食べに出掛けませんか? そんな気持ちにしてくれる大きい人、佐藤和幸さんでした。
 

カテゴリ:朋ちゃんの「最上川三難所そば街道」巡り | 情報更新日:2017/10/06

最上川三難所そば街道巡り

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第一回 「そばやかた 樽 石」 の巻

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芦 野 朋 子

 編集長の命令(御厚意)で最上川三難所そば街道加盟のおそば屋さんを巡ることになりました。第一回は、十一番店の「そばやかた樽石」を訪ねました。開店したのは平成九年、今年で満二十年になります。こちらの店が出来るきっかけは、おばあちゃのご主人が亡くなって、東京で建設の仕事をしていた息子さん(松田富夫さん)が帰って来て、いたやすずの近くの樽石大学の学生さんたちと話していたとき、「「この近くにそば屋があると良いね」という話になりました。そして、酒を飲んで出来上がっていた富夫さんが、「おれがやる」と言ったとか言わないとかで、本人は忘れてしまっていたようですが、「いつからやるのか?」と聞かれたので、ようやくこちらの店を始めるきっかけになったそうです。それから二十年です。段々、年月を経て、お客様が増加して、商売が成り立つようになりました。仙台からの常連さんが、沢山来るようになり、皆に喜ばれているそうです。
 
 こちらのお店には97歳になるおばあさんがいらっしゃいます。毎日元気にお客さんの相手をしておられます。朝は五時に起きて畑の作物を収穫しておられるそうです。それをそのままお客さんに提供し、とても喜ばれているのだと聞きました。豆にうり、きゅうりなどの夏の風物詩の野菜達です。私も美味しく頂きました。一方、富夫さんが苦心しているのは、開店以来ずっと一人でそば打ちの作業を行っている点です。混雑するGW、六月(サクランボ)、お盆。自分で全部打って手打ちなのです。休む間もなく働いても、つゆ作りとそば打ちは手伝い人には任せられません。どんなに忙しくても、それは守っているのだそうです。今回、オーダーしました「おろしぶっかけそば」は大人気メニューです。具材は、おろし、天然なめこ、かつおぶし、(刻みのり)、天カス、ねぎがぎっしり入っています。それに特別注文した「かき揚げ」には、ピーマン、人参、玉ねぎとエビが入っています。具材はこのように入っています。おろしぶっかけそばの具を全部食べたなら、かき揚げを乗せて食べるのが、これまた旨いのであります。編集長もかき揚げが大好きだそうで、大変美味しそうに食べました。樽石地区は、いたやすずが近くに有り有名な名水を使用可能です。ですから、その名水でそばを打つわけです。それが美味しくないはずはありません。更に、店主が教えるには、そば湯を入れたら、これも非常に受けますでしょう。それからメニューには無い、ゆうがおのあんかけをごちそうになり、満足、満足のひとときです。
 
 しかし、冬場は赤字なのです。乗合タクシーは有るものの、やはり客足は途絶えてしまいます。仙台からの常連さんが三分の一を占めているので、なおさらです。でも、これは「樽石」さんだけではなく、他のお店にも言えることなのではないでしょうか。私のこの文章を読んでくださった方は、ぜひ冬場にも村山市へそばを食べに来てくださるようお願いします。
 
 最後に、ぜひ紹介したいことがあります。「おろしぶっかけそば」のところで記した天然なめこ。「樽石」さんの持山で採れるこの天然なめこを盛り込んだ「なめこそば」が素晴らしいのです。村山市の自然をたっぷり味わうことが出来ます。どうぞいらしてください。
 

カテゴリ:未分類 | 情報更新日:2017/09/06

山形牛の美味しいお店 炭火焼肉 春香苑 [7月号]

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炭火焼肉
「春香苑」

「山形牛盛合せ」が人気!!
うんまい焼肉〝春香苑〟(南一番町店)

山形牛盛合せ
ステーキ
イケメン店長と
イケメン店長と
 
 眞物の山形牛をリーズナブルな値段で食べさせる焼肉店として有名な〝春香苑〟に行ってきた。山形市の南一番町店と、同じく鈴川店と二店あるのだが、今回伺ったのは南一番町店。
 場所は荒楯のパレスグランデールから国道648へ、鉄砲町交差点の方にではなく、カローラ山形の方へ斜めに抜ける道の西側にある。広い駐車場があるので家族連れでも安心。店内も座敷の小部屋から中部屋、大部屋、それに椅子席の卓と揃っている。
 「山形牛盛合せ」が凄い(うまくて安い)ときいていたので迷わず注文。出てくるまでにんにく焼(網焼き。ごま油焼もある)と韓国のり(石海苔)で日本酒の大(二合徳利)をチビリチビリ。にんにく焼で精をつけた所にドーンと見事な山形牛の盛合せが出てきた。
 メニューには特上ロース、特上カイノミ、上ささみ、上ももとあったので、「カイノミ」と「ささみ」について質問したら、「カイノミ」とは牛バラ肉のいちばんいい赤身の所で、「ささみ」というのは同じくバラ肉のどちらかというと脂身の多い所、と教えてくださった。それらの、しかも特上、上肉という豪華さ。もも肉も芯玉という上質なもので、特上ロースを加えて、なんとも贅沢なラインナップ。
 写真を見ただけでもヨダレが出てきておられると思うが、特上ロースのジューシーなこと。上ももの芯玉はやわらかいのにてきどに歯応えもあり、噛みしめるほどに味がしみ出てくる。特上カイノミは弾力があり、これも噛みしめるほどに味が出てくる。そして上ささみ。これはロースよりもやわらかで、ちょっと噛んだだけで良質の脂の旨味が口の中に広がってきて、辛口の日本酒とよく合う。
 そして、その合間合間にキムチ盛合せ(小)(白菜キムチ・カクテキ・オイキムチ)をつまんでは口直しをし、水を含んで口中を整え、またまた贅沢な焼肉の味へ、というしあわせな時間を過ごさせてもらってきたのでありました。
 締めは、冷麺の小盛り。お腹はいっぱい、の感なのでありましたが、やはりこれを食べないと締まらないのですよねえ。冷麺は別腹なのであります。
 
〈営業時間〉 昼11:30am~3:00pm (ラストオーダーは2:30pm)
夜5:00pm~11:30pm  (ラストオーダーは11:00pm)
〈南一番町店〉 山形市南一番町2-7 TEL.023-641-2989
〈鈴川店〉 山形市鈴川町3-4-13 TEL.023-622-2989
 

 

カテゴリ:山形牛の美味しいお店 | 情報更新日:2017/07/04

浦井雄治の 今月のおすすめ [6月号]

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高畠町 たかはた地酒めぐり

地元高畠の地ワインと地酒とを楽しむ
 地元の人と交流しつつ巡る雰囲気の違う四店舗

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 高畠町で地酒めぐりの催しがあると云うので行ってみた。同行は山形三たてそばを食う会の仲間だ。受付時間の夕方六時に受付会場の高畠町商工会館の前に行ってみると、既に高畠町内を始め近隣の市町の酒好きな人達が大勢集まっており、参加者数は二七〇名の多数を数えた。今回が第十回だそうだ。ルールは、指定された高畠町内の飲食店四軒に立ち寄り、ドリンクとお通しを飲食して、店の証明印をもらい。商工会館前に戻ってゴール! と云うもの。参加者全員がAからFまでの六つのコースに振り分けられ、地酒めぐりに参加する町内の飲食店が一コースに四店ずつ振り分けられて、交付されたコース札に記載された四店を順次巡ってくるのだが、六時三〇分開始で八時頃には戻って来なければならないので、そんなにゆっくりも飲んでいる訳にはいかない。私達仙台組はBコースだった。

 定刻六時三〇分に商工会館前を出発し、最初の店は「スナック翔」。店に入るともう二組ほどが来ていたので同席させてもらう。一組は高畠町民のグループ、もう一組は高畠町民と南陽市民とのグループ。出て来た酒は地元の高畠ワイン赤。お通しは山菜のこしあぶらのお浸し・竹の子とふきの煮物・漬物・チーズとミニサラミ。高畠ワインに舌を湿らせて同席の高畠町の人達としばし歓談し、急いで次の店へ。

 高畠町の人達の後に付いて二番目に行った店は「小料理花みずき」。店に入ると奥の座敷に案内された。出て来たのは生ビール。お通しはふきの煮物・鶏唐揚げとポテトサラダ・もつ煮込み。ママさんの接待で生ビールに喉を潤したが、そうもゆっくりはしておれないので、残念ながら皆で早々に席を立つ。

 三店目は「旅館エビスヤ」。高畠町の人達と一緒に広間に通される。出て来た酒は高畠地酒「錦爛純米酒」(米は酒造好適米五〇〇万石)。お通しはあいこ・こごみ・わらびのお浸しに里いもとしいたけの煮付けなど。ようやく地元高畠の地酒にありつき、口に含んで酒米五〇〇万石を醸した高畠地酒の香と味を楽しんだ。改めて酒造好適米五〇〇万石の美味しさを認識した。

 

 最後の四店目は「Dear Moon」。出て来たのは高畠地酒「弁天本醸造」。お通しはピーナツ等スナック菓子。ここにはカラオケ装置があった。早速に各自が得意な曲を一曲ずつ披露。ひと時高畠地酒とカラオケを楽しんだ。やがて地酒めぐり終了時刻の八時にもなったので、急いで商工会館前に戻ってゴールイン!地元高畠町の人達と交流しながら、それぞれ雰囲気の異なる四つの店を巡り、高畠の地ワインと地酒とを楽しんだひと時だった。

カテゴリ:浦井雄治の今月のおすすめ | 情報更新日:2017/06/01

今月のおすすめ [番外編]

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山形市 ジンギスカン 白 樺
ジビエ初体験の「ぼたん鍋会」
 お金で買えない貴重な体験です

L1070186.JPG味噌仕立てのぼたん鍋
L1070186.JPGエゾシカ肉
L1070186.JPGぼたん
L1070186.JPGイノシシ肉の燻製
L1070186.JPGイノシシ肉を提供した阿部さん

青 柳 正 夫(仙台市泉区在住)

 海鮮茶や「まみがさき」主人の高橋敏夫さんから「ぼたん(イノシシ)鍋会」のお誘いがあったのは、1カ月以上も前である。高橋さんの友人でハンターの阿部至正さん=山形市在住=が、山形市内の山林で仕留めたイノシシを味わおう、という企画である。一も二もない。参加を決めた。

 日時は3月26日(日)午後6時から、会場は「まみがさき」と決められていた。肉が熟成するまで時間が必要なのだろう、と勝手に考えていた。

 集まったのは私を含め8人+きょうの料理人高橋さんである。高橋さんが「ではこれから、ぼたん鍋会を始めます」と開会宣言。自らもハンターの資格を持ち、かつ料理のプロである立場からきょうのパーティーの意図を説明する。

 「野生動物の肉を味わうことをジビエと言います。海外では一般的だが、日本ではなぜか普及しない。家畜の肉が本来ものだと思い込んでいる」。

 テーブルには、みそ仕立てのだし汁がコンロに掛けられ、2種類の肉が皿に盛られている。「脂身の肉がイノシシ、もう一皿の赤い肉がエゾシカです」と阿部さん。エゾシカは北海道のハンター仲間から頂いた肉だという。

 僭越ながら私の発声で、ビールで乾杯。コンロに火が着けられ、ぼたん鍋会が始まる。「ぼたんにはみそ味のだし汁が一番合う。今日は地元山家(やんべ)みそと、京みそを合わせた」と高橋さん。肉と地野菜、豆腐などが入れられる。

 ぼたん肉は何の癖もなく、おいしく食べられる。次はエゾシカ。こちらはやや野性味を感じさせる味。ちょっと苦手だな、というのが正直な感想。ビールは日本酒に変わり、話題もはずみ至福の時間である。

 

 ここでまた高橋さんの解説。「ぼたんは多少煮込んでも肉は硬くなりません。エゾシカは硬くなるので、しゃぶしゃぶ感覚で食べてください」。

 すき焼きやしゃぶしゃぶなら、奪い合うように肉を口に運ぶところだが、野生の肉は味が濃いのだろう、皿に幾分肉が残るペースである。それでもお酒は進む。

 

 宴会開始間際に飛び込んで来た長谷川清一さん=山形市在住=は、宮城県村田町で釣ったというワカサギを持参した。本来ならば天ぷらにして味わうところだが、ホスト役の高橋さんも、お酒で顔を赤くしている。「今日は料理人がいないので、次の機会のお楽しみといことで」と調理リタイア宣言。ワカサギ料理にはお目に掛かれなかった。これもご愛嬌。

 ジビエの世界に初めて触れた夜。魚料理が専門の「まみがさき」主人が、肉料理にも詳しいことを知ったのは、発見だった。

 

 家族だけで頑張っている店であり、伊藤さんが羊の世話で掛かり切りのこともあるので、昼は前もって予約した方が良いそうだ(特に大勢で行く場合は)。夜は比較的に対応しやすいとも。

カテゴリ:浦井雄治の今月のおすすめ | 情報更新日:2017/05/08

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